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【448球目】第二次成長期⑱

もう少し続きます。第二次成長期。お付き合いください。


岡山営業所

小野営業所から分割した形で岡山営業所は誕生しました。きっかけは、GT製造部です。

当時、魚住ロジスティクスセンターで研磨の仕事を行っていました。その依頼元のお客様の工場が岡山にあり、その岡山の工場とのHRのお付き合いが始まったのがきっかけです。と考えると、岡山営業所のきっかけはGT製造部なんですよね。珍しい形です。そこから今の岡山営業所まで成長してきた訳なのですが、岡山営業所で最も印象に残っているのが、主任会議。いまも継続しており、他拠点でも開催されていますが、岡山営業所が原点です。私も参加させて頂いたことがありますが、みんな元気で楽しそう。それでいて、前向きにシンカしていこうという想いをヒシヒシと感じることができる、とても良い会議です。

生産推進グループの主任や主任候補が継続して出てくる仕組みがそこにはあります。それを初めに感じさせてくれたのがこの岡山営業所の主任会議です。これからもシンカを期待しています。


西河原工場

西河原工場は西神戸LCの道を挟んだ斜め前にあります。

元々はKawasakiのバイクショップが長年あった場所です。Kawasakiのバイクショップが長年あったのですが、Kawasakiプラザになる為に、その場所を離れていきました。少しの間、空き物件になっていたので気にはなっていましたが、売りに出ているという情報を聞き、すぐさま旧知の不動産会社へ連絡し動いて頂きました。順調に話が進み、あの場所を取得することに成功します。

取得後は、当初、研磨事業をそこでやるつもりでした。森友工場でのバイク部品研磨以外の仕事が増えてきたので、そこへ研磨部門を移転する予定でした。外観も工場ぽくない綺麗な外装にし、内部の図面も作成してもらっている所に新たな仕事の話が舞い込んで来ました。その新たな仕事は現在の組立の仕事ではなく、運送事業の仕事です。お客様が困っている事もあり、研磨部門の移転を止めて、新たな仕事への取組に舵を切ります。そして、その運送事業も順調に進んでいました。

1年ほどでしょうか。その事業が順調に進んでいる所に再び新たな仕事のお話が舞い込んで来ます。それが今の西河原工場の始まりです。新たな事業の話が舞い込んで来た時には、余剰のスペースはゼロです。当初は既存のスペースでできるくらいの話かと思いきや、大きなスペースが必要になることが分かりました。すぐさま、近隣の不動産を探して運送事業をそこにかわします。その後、空っぽになった建屋全てを使って、現在の仕事が始まっています。

整理すると、西河原工場は、取得→研磨部門移転→運送事業→現在の組立事業と変わっています。
もし、当初の運送事業をやらずに研磨部門を移転していれば今はありません。かつ、その後の玉津第2工場取得もありませんから、クレーンを使う様な大きな作業は出来ていないことになります。運送事業においても組立事業においてもやらないという選択肢もありました。ただ、やることとやらないこと、この2つの選択を迫られた時に、どちらが会社にとってプラスになるのかを考えて意思決定して来た結果が今です。魚住LCもそうですが、やる方法を考え続けた結果、全体の最適化が生まれています。

何かを止めたり方針変更したりするには勇気とパワーが必要です。それをやってきたからこその今だと実感しています。西神戸LCの隣にとりどーるがありました。昨年閉店して、現在は空っぽになっています。何か使い道はないかと思考していますが、今の所はありません。三陽工業の思考の本質の1つとして、仕事は断らないということがあります。これは、なんでも安請け合いするという意味ではなくて、現状では厳しいことであっても、やる方法を考えてお客様と調整を行い、やる所まで進んでいく、そんな意味です。西河原工場がスタートする時はまさにそうでした。やる方法を提案して、それを受けて頂いたお客様に心から感謝です。

何をやるにしても課題や問題にはぶつかります。私達だけで解決できるものはもちろんやりますが、お客様のご協力が必要な場合もあります。そういった際にご協力頂いたからこそ、今の三陽工業があります。これからも、この西河原工場並びに、GT製造部全体のシンカに期待です。今日はこの辺で。

明日は第二次成長期の最終回になります。長らくお付きあい頂き、ありがとうございました。

明日もよろしくお願いします。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!