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※【374球目】大応援団

三陽工業の九州で唯一のものづくり職場が福岡にあります。今日はその福岡事業所のお話です。

福岡事業所

お客様の工場の中に三陽工業のものづくり職場がある、いわゆる構内請負と呼ばれる形の職場です。自動車部品を生産している職場であり、約40名が働く大きなものづくり職場になっています。コロナ禍に入り、自動車業界の生産は乱気流になっています。海外のロックダウンや半導体部品の調達問題、もちろん個別の工場でコロナの感染による出勤停止など、様々な問題が発生をしながら操業を続けています。

福岡事業所も例外ではなく、そんな乱気流の中で、様々な問題を乗り越えながら操業を続けてくれています。生産がどん底になることもあれば、それが回復する時もある、回復したかと思えば、また落ちていく。その繰り返しです。

急激な増産

そんな中で、足元は急激に生産数が増加してきています。増産は良い事ですが、限界を超える増産は良い事ではありません。

自社の能力を把握し、その能力と必要数量の比較検討を行う。

能力が不足している場合はそれを補う動きはするものの、簡単にそれが行えるほど、今の世の中は恵まれていません。九州エリアのHR営業も都度都度、応援に入りながら、それでも食らいついてきました。

そんな中で、危険水域に達して来ています。

九州エリアのHR営業のみの応援では足りない、そこから話は進んでいきました。

大応援団の結成

まずは当然、九州エリアの生産推進グループに声を掛けます。物理的に近いですからね。ただ、それだけではメンバーが足りていません。なので、九州を出て、山口、呉、愛媛、島根、岡山とエリアを広げて声尾をかけました。ここで光ったのが岡山営業所。元々、岡山営業所は三陽工業においてのモデル営業所の1つです。その岡山営業所から多くの営業社員と生産推進グループの社員が応援に行ってくれます。

福岡事業所を見たかったから!

そんな声を聞くと、ありがたくて仕方ありません。とても嬉しくなりました(#^.^#)そんな動きをしている時に、ふと思いました。

いや、本社のある明石は動かなくていいのか。

福岡事業所が困っている時に、本社のある明石から応援にいかないのは、ちょっと違和感がある。そう考えたので、HR明石支店への要請と、GT製造部物流ユニットへの要請を決めます。HR明石支店への要請は事業部長にお願いし、物流ユニットへの要請は私がお願いをしました。時間にして20分です。物流ユニットの責任者以下、リーダークラスが即答で行ってくれることになりました。

感謝です。ありがとう。

土曜日の応援になりますから、強制はしていません。ただ、そんな中で協力してくれることはとてもありがたいですね。

応援する人=される人=成功する人

私がずっと考えている方程式です。

誰かを応援すると誰かから応援される。

決して、相対ではありませんが、必ずそうなります。1人で成功する人はいません。成功する人は必ず誰かから応援されています。なので、こんな方程式になります。

明石から福岡。物理的には遠いでしょう。でも、そこで仲間が困っている。そんな思考を持って、行動してくれる仲間がいるのは頼もしい限りです。

そして、たまたまタイミング悪く今回、応援できない人もいると思います。そういった人も思考は同じだと思います。次のタイミングでは、応援できる人もいるでしょう。多くの仲間で福岡事業所を応援していきます。

三陽工業らしさ

ある役員が言った言葉がずっと頭にあります。

三陽工業らしさって何だろう。

今回の件でも、お客様に対して、こんな急激な増産には対応できない、ここまではやるが、これ以上は無理だという事は簡単です。でも、それだと何の価値もない。もちろん、負荷が大きすぎて、能力と生産量の比較検討をしながら、打ち上げをすることは必要です。ただ、まだできることはある。できることはやる。コストは後回し。このタイミングでやるからこそ、三陽工業の価値も出てくる。

三陽工業らしさ。

今回の動きでも感じることが出来ます。そして、その三陽工業らしさをこれからも追及していきます。

本日もありがとうございました。

明日もよろしくお願いします。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!