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【360球目】Power Apps

今日はDX推進のお話です。

いま、三陽工業でやろうとしていること、やっていることも含めてお話していきます。

Power Appsとは

Power Apps は、ビジネス ニーズに合ったカスタム アプリを構築するために短時間で開発できる環境を提供する、アプリ、サービス、コネクタ、およびデータ プラットフォームのスイートです。 Power Apps を使用すると、基盤データ プラットフォーム (Microsoft Dataverse)、あるいはさまざまなオンラインおよびオンプレミス データ ソース (SharePoint、Microsoft 365、Dynamics 365、SQL Server など) に接続するカスタムのビジネス アプリをすばやく構築できます。

MicrosoftのHPには記載があります。この時点で????な人もいますよね。とても簡単に言うと、自分たちにあったアプリをコードなしで作るためのパッケージです。スイートとは一式の一揃いのという意味です。下記に良い記事があるので見てください。

この記事は三陽工業の情シスから送ってもらったものです。

三陽工業の情シスはとても高いアンテナを持ってくれています。ニトリの様な大企業でもSFA(営業支援システム)が定着しないことに驚きました。三陽工業よりずっと大きな企業の人と話をした時に、システムをスクラッチ(オーダーメイドのような形)で開発した時よりもパッケージを入れた時の方が上手く業務が回ったという声を聞きました。システムをスクラッチで開発しようとすると、大きなお金と長い時間がかかってしまいます。片方でパッケージのデメリットはこのニトリの記事にもあるように、使いにくい部分は変えられないので、業務を合わせる必要が出てきます。業務を合わせないと、使わないシステムが出来上がります。

Power Appsはこのスクラッチとパッケージの良いとこどり、そんなイメージを私はしています。ニトリの記事の前にトヨタ自動車での取り組むの記事を見たことがあります。そういった大企業においてはその動きが加速してきています。三陽工業においても、情シスの支援もあって、少しずつこの動きが出て来ています。

三陽工業においては

三陽工業は、全国に27の営業拠点と10の製造拠点があります。

本社と各拠点とのやりとりはとても大変な作業です。入社や退社の手続き、給与等のお金に関わる手続きも多く、抜けや漏れ、ミスが許容できない業務です。拠点がエクセルで作成したものを本社側で受け取って、データを整理する。そもそも、多くのデータが拠点と本社ではやりとりがあるので、抜けや漏れの可能性があります。それを人力で抑える。そんな部分は現状まだまだあります。そういった時に、このPower Appsを利用して、抜けや漏れやミスを防ぐことができます。

実際に、経営管理部やHR事業部、ブランド戦略室において実践が始まっており、その中には完全に1つの仕組みとして回っているものもあります。とてつもないシンカです。

考え方

考え方はとてもシンプルです。

システムとかアプリとか聞くと、情シスの管轄だよねと思いがちですが、このPower Appsの考え方は、業務のスペシャリストである事業部門の人が、業務を効率化させるために、自らアプリを作成していくことにあります。ニトリの記事にあるような事は日本全国で起きています。システムを入れたは良いが、逆に非効率になってしまい、システムが形骸化している。そんな例はいくらでもあるでしょう。そうではなく、自分たちが自分たちの使いやすいように、業務を効率化していく為に、この動きをしていく。

ニトリやトヨタ自動車の様な大手企業と規模は違えど同じ動きが出来ている、それをやってくれている社員をとても誇りに思いますし、そういった人財がこの三陽工業をもっともっとシンカさせていってくれるでしょう。

外部環境はとてつもない勢いで変化しています。そして、その流れは一方向ではなく、乱気流です。全ての部署がその乱気流の中でシンカしていく必要があります。1つ1つのシンカが会社全体のシンカです。これからも、その動きに期待しています。

本日もありがとうございました。

明日もよろしくお願いします。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!