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【403球目】携帯電話と自動車

初めて携帯電話を持ったのが大学生の時でした。

Pと呼ばれるパナソニック製の携帯です。NとかDとかSHとかFとか、様々な機種がありました。もちろんガラケーです今は当たり前となっているスマホ。今日は少し前の時代から話を初めていきます。

ガラケー全盛期

私が大学生になったのは1996年です。そこからiPhoneの販売台数がトップ10に入って来る2009年まではガラケー全盛期と言っても良いのではないでしょうか。パナソニック、ソニー、東芝、富士通、NEC、シャープ、三菱電機、多くのメーカーが携帯電話を製造していました。折り畳み式やスライド式など、1つ1つの製品の個性もあり、かつ高品質であったことは間違いありません。そう、品質という点では、高いレベルにあったのがこの日本の携帯電話です。

ガラケーと呼ばれる所以は、限られた場所で独自のシンカを遂げてきたことを揶揄されるところから来たものです。それがiPhoneがやってくることによって、完全にゲームチェンジが起こりました。製品としては、高品質であったガラケーが駆逐されていくのです。現在でも、あの形の携帯は残っていますが、スマホと比べると生産台数は微々たるものでしょう。ガラケーがスマホに置き換わるまでにはさほど時間を擁していません。それくらい急激にゲームチェンジが行われてきたのが携帯電話業界です。

自動車業界は

カーボンフリーの動きから来るEVシフト

大きな世界の流れです。テスラという自動車メーカーは15年前まではまともに車が製造できませんでした。しかし、今となっては最先端をいくメーカーの1つになっています。日本国内には外国車も走っていますが、トヨタ、ホンダ、日産、スバル、マツダ、ダイハツ、スズキと国内メーカーが大きなシェアを取っています。

なんか似てませんか?

もちろん、携帯電話と自動車を同じ土俵で語ることはできません。国内各メーカーは各社とも電気自動車もラインナップに持とうとしています。ただ、大きな世の中の流れは完全にEVです。この数年の間に大きな変化が起きそうな雰囲気です。

EVシフトが進むと

EVシフトが進むとまず大量に電力が必要になります。

現在の日本国内の自動車が全てEVになった場合には新たに原子力発電所が10基必要だとも言われています。寒冷地はどうするのか。災害時はどうするのか。阪神淡路大震災の時に、電気・ガス・水道のライフラインは一気にストップしました。電気が止まると当然充電できません。様々な問題をクリアしていかないといけませんし、そもそも火力発電の比率が大きな状況の中での電気自動車が果たしてカーボンフリーに繋がるのかは疑問が残る所です。

電池の廃棄問題もあります。

トヨタ自動車が取り組んでいる水素自動車が本当の意味でのカーボンフリーだと考えていますが、その考えは現在のグローバルな社会では少数派です。10年、20年と経っていけば答えは出てきます。未来を見据えながら、私たちもシンカしていきます。どんな未来が待っているのか、楽しみです。どんな状況になっても柔軟にしなやかに変化していけば対応できます。この10年ちょっとで学んだことです。

何もしないこと。

これが現在においては最大のリスクです。その思考が中心にあるからこそ、やったことがないことをやり続けていきます。

本日もありがとうございました。

明日もよろしくお願いします。



最後まで読んでいただき、ありがとうございました!