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【675球目】体・心・未来

たまに自身の引き出しから出てくる言葉です。

体は食べたもので作られる。
心は聴いた言葉で作られる。
未来は話した言葉で創られる。

あえて未来は創るという文字を使います。今日はそんなお話です。


体は食べたもので作られる

これはそのままなので詳しく書く必要はないと思います。自分の体は食べたもので作られます。食べるものに苦労しない、今の時代に感謝です。

心は聴いた言葉で作られる

以前、研修で聴いた話があります。
五体不満足の著者、乙武洋匡さんのお母さんのお話です。乙武さんは、先天性四肢切断という障がいを持って生まれています。有名な方なのでご存知の方も多いのではないでしょうか。そんな乙武さんが誕生した時、衝撃が大きいと判断し約1ヶ月間は母子の対面が無かったそうです。

その後、初めて我が子に対面した時のお母さんの第一声は、
「かわいい。」
その後の子育てにおいても、かわいいという言葉をかけ続けていたそうです。一般論ですが、重たい障がいを持つと自己肯定感は低下しがちです。しかし、私たちが画面越しに見る乙武さんはどう見ても自己肯定感が低いようには感じません。

乙武さんは自分が大好きだそうです。不便だと思うことはあっても、不幸だと思ったことはないと。きっと、お母さんと出会った瞬間からのかわいいという言葉をかけ続けられたからこそ、その心が出来上がったのですね。

心は聴いた言葉で作られる。

未来は話した言葉で創られる

〇〇になりたい。
小さい時はみんなが思ったことだと思いますし、一度は○○になりたい!そう口にしたこともあるのではないでしょうか。しかし、いつのまにか口にしなくなります。多くの経験が邪魔をするのですね。

今の三陽工業は日本の製造現場を元気にすると言い続けています。何か意思決定をする時には、日本の製造現場を元気にすることに繋がっているのかが軸となります。2016年、生産推進グループが誕生した時点ではこの言葉はありませんでした。いつのまにか、自然発生的に出て来た言葉だと自分では感じています。

日本の製造現場を元気にする。

最初これを言いだした時は少し照れていた記憶があります。いつの間にか、全く照れることはなくなりましたし、三陽工業は日本の製造現場を元気にする会社です、そこから私の会社説明は始まります。

一歩ずつではありますが、そこに近づいています。日本の製造現場を元気にすると言い続けているからこそ、思考と行動がそこに寄っていきます。私達の思考と行動が日本の製造現場を元気にすることに寄っているので、着実に一歩ずつ近づいていっています。未来は話した言葉で創られる。個人も会社も同じです。

〇〇になりたい

〇〇になりたいと言ってくれる社員がいます。
〇〇になる為に、何が必要なのか、今はそれに対して何が不足しているのか。その不足している部分をいつまでにどのように補っていくのか。そういう経験を経て〇〇になる人を見ると、自分ごとの様に、いや、自分のこと以上に嬉しくなります。

〇〇になりたいという言葉は魔法の言葉です。
そう言い続けることによって、思考と行動を重ねることによって、本当にそうなります。逆に、それは無理という言葉も逆の意味での魔法の言葉です。
それは無理と言った瞬間に全ての思考が停止します。例えそれが可能なことであっても本当に無理になります。

〇〇になりたい。そんな仲間を増やしていきます。

本日もありがとうございました。
明日もよろしくお願いします。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!