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【571球目】やる気とその気

やる気とその気、noteでも何回か触れたことがあります。似ている様で全然違うこの言葉。今日はやる気とその気について書いていきます。


やる気とは

彼はあのプロジェクトに対してやる気満々です。そんな使い方をしますよね。

このやる気という言葉は、そのプロジェクトに対しての前向きさ、意欲や熱量、エネルギーの様なものを感じることができます。やる気がある状態。とても大切ですね。まずはこれが大前提の様な気がします。では、やる気があればそれでいいのか?彼はやる気があるんだけどな・・・・そんな言葉を口にしたり、聞いたりすることはありませんか。何かが足りないことを指していますね。やる気は大切ですが、それだけでは完全ではありません。


その気とは

その気になればどんな課題もクリアできるよね。こんな使い方をしますね。

この場合のその気は、強い意志や決意を持っている状態を指しています。どんな課題もクリアする気になっている=その気です。その気になると、自発的行動が生まれてきます。どんな課題もクリアする気になっているのは自分ですから、そこから生まれて来る思考や行動は自分自身から出てくるものです。なので自発的行動になります。やる気があることはとても大切なことと言いました。その気になるのは、もっともっと大切なことです。その気になれば、そこから様々な具体的な思考と行動が生まれて来ますから。強い意志や決意ですからね。


日本の製造現場を元気にする

最初この言葉を口にした時、とても自然と出てきましたが、少し照れた記憶があります。

ただ、最初からその気になっていました。その気になる=強い意志や決意ですから、日本の製造現場を元気にするということを、実現する気になっているということです。もちろん、いつも課題は出てきます。ですが、出て来て当たり前。いつも上手くいくとは限りません。その課題をクリアしていくことが、1歩ずつ目的地に近づいていくと感じることができます。課題をクリアすると次の課題、また次の課題へと移っていきます。終わりがない気がしますが、それでも一歩ずつシンカをしています。


その気になれば

夢中になることとよく似ていますが、その気になると全ての可能性に対してトライしていきます。

三陽工業が成長していく過程においては、常にその可能性に対してのトライが継続しています。可能性が低くてもトライをしていきます。あるべき姿を実現していく為には必要なことだと考えています。いま足りていなければ補えばいい。その補う思考と行動をやっていけばいいのです。赤字の部署が黒字になる。その気になれば黒字になります。やる気があっても黒字化は難しいです。その気=強い意志や決意があるから、具体的行動にまで落ちて来ます。あとは徹底してそれをやるだけ。実はそんなに難しくありません。


誰もができること

その気になって、誰もができることを誰にもできないくらい徹底してやる

これだけで、付加価値が生まれて来ます。この話をする時には挨拶の事を出してくるのですが、挨拶は誰でもできます。挨拶を誰にも出来ないくらい徹底してやることは実は簡単そうで難しいことです。強制されると簡単ですけどね。高校の野球部の時は、先輩が一瞬でも見えたら挨拶。周りの迷惑を顧みず腹の底から声を出す。先輩がグランドに入ってきたら整備の手を止めて挨拶。非常に効率が悪いのですが、徹底して挨拶。全く合理性はありませんが、徹底して挨拶をすることは習得出来ました。それが自分の根底にあります。挨拶でも付加価値になります。若い時はそれで褒めてもらったこともあります。いまは少しトーンは考えないといけないかもしれませんが、それでも元気な挨拶は気持ちが良いものです。

その気になる。これも誰もができることです。それをどれくらい徹底できるか。そこがポイントです。成功と失敗を考える時に、人は成功と失敗の二者択一で考えがちです。
成功or失敗 実際はそうではなくて、
失敗・失敗・失敗・失敗・成功 と一直線上にあります。
この思考が持てるとその気にもなりやすいですね。やる気とその気。やる気ももちろん大切ですが、その上でその気になることはもっと大切なことです。

本日もありがとうございました。
明日もよろしくお願いします。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!