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営業の仕事について



note編集サトです。
かなりご無沙汰してしまいました。

今日は私にとっての営業の仕事について書いていこうと思います。

前職は幸せなことにお客様からかなりの確率で「ありがとう」と最後に感謝のお言葉をいただける仕事に就いておりました。
当時も思っておりましたがそれはとても幸せなことでした。

そして三和堂に転職し営業職となりました。
既存のお客様ではなく新規開拓を担当することとなり、当初は新規のお客様のところに伺っても、表から入って良いのか、それとも裏手からお声を掛けたほうがいいのだろうか、そんな事でも迷う毎日でした。
商品についてあまり分かってない中で(事業者向けの食器全般と取り扱い商品が多岐に渡っているため)どんな話をして何のサンプルを持っていけば少しでも記憶に留めてもらえるのか。。
考え過ぎても足が動かないので深く考えすぎず会ってくださった方の言葉を受けて自分の言葉で対話できたらと思い意を決しました。
分からないことは、分からないとお詫びしながら詳しく詳細を教えていただいたり、先輩方にこの意味はなんですか?と教えてもらう日々から始まりました。
想像していたより新規でお邪魔するお客様の対応は優しい方が多く安堵したことを今でも覚えています。
もちろん厳しい方もいらして息苦しく吐きそうでクラクラしたこともあります。
そんなときは対人関係は合う合わないがあり、きっとお客様にとっても私は合わないのだと変な開き直りをして自分を守ったことを覚えています。

お会いして他愛のない話は出来てもお仕事はいただけないことの方が多く肩を落として帰る日々でした。

お得意様のところへ上司とご挨拶にお邪魔した際、検討しているものがあるのでサンプルを次回持ってきて欲しいと言っていただき、すぐに準備をして数日後に一人で商談に行きました。
手探りながらもサンプルを並べて対話しながらついに初めての注文をいただくことが出来ました。
自分が選んで持って行ったサンプルが売れることの喜びを知った日となりました。
昔からのお得意様でしたので、もしかしたら新人の私が自信を持てるように気遣ってくださったかもしれないと薄っすら感じた気もしました。
お得意様の懐の広さに感謝しました。
そこでいただけた少しの自信によって少しずつお仕事をいただけることが増え、お仕事をいただくたびに知識も増え、それがさらに自信になって行きました。

▲営業途中に立ち寄った癒しスポット(伊豆某所)


営業をしたことがなかった当初の営業スタイルは自分が素敵だと思ったガラスの小さな器を握りしめて、これ素敵だと思いませんか?
こういう物も扱ってます。とお伝えしておりました。
有田焼を多く扱っている中でなぜガラスだったのか今となっては不思議なチョイスでした。
あとでお客様のお一人に聞いた話ですが、変な営業の人だなと思われたそうです。
今でも上手に営業は出来ていないことも多いですが常に心がけていることはお話をいただけたら素早く行動することです。
そして真心と感謝を忘れずに営業して行きたいと思っております。
可愛がってくださるお客様も増え、そのお客様と楽しく仕事以外の話を出来ることも私の活力になります。

今でもお客様との商談は緊張して汗の量は増えます。
そしてサンプルを持参するときはかなり重く、サンプルを並べるのも片付けるのも骨が折れます。
ですが、お客様のことを考えながら準備した商品が売れた時の喜びと達成感は片付けと帰り道の足取りを軽くしてくれます。
私に連絡をくださるお客様に心から感謝しております。
これからも少しでもお役に立てるように精進してまいります。
※メイン写真は営業帰りに撮影した箱根湯本の早川にかかる「三枚橋」です。