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【読書メモ…どころじゃなかった】LEAN IN

人生にかなりのインパクト。殿堂入りだ。

こんなに優しくてあたたかいメッセージの本だと思わなかった。
すごい人の、すごい経歴の本だと思っていた。

いや、間違いなくすごい人なんだけど
すごい人も、私と同じように自分に自信が持てなかったり
罪悪感を感じたりしながから、
それでも前に進んできたのだということに気づかされる。
すごい人だから、楽々スマートにやってこれたわけではない。

職場で泣いたことがある、という話もあった。
そして、それを、これまでに泣いてしまったことがある人が
自分を責めなくていいように、告白しておこう、と。
そういうリアルなエピソードに励まされる。

Kindleで読みながらマーカー引いた箇所が多すぎる。

―批判されたり、過ちを指摘されたりすると、
 女性の方が大幅に自信を喪失し、自己評価を一段と下げる傾向がある。
―地位も、やりがいのある仕事も、待っているだけではやって来ない。
 ちょうどティアラが天から舞い降りてこないように。
―私の見方(私の真実)があれば、相手の味方(相手の真実)がある。
 これを理解することこそが円滑なコミュニケーションの第一歩だ、といことである。
―初めから降参し「無理だ」と思い込んだら、けっしてできない。
―完璧をめざすより、まず終わらせろ。
―バイアスが存在しないふりをしたり、
 それについて沈黙を続けたりすることは、もうやめよう。

すばらしい本を世に出してくれた
シェリルさんに感謝。

・・・・・・・

↑2017年1月9日の日記。
この本を読んでもう3年が経つ。

日本で翻訳版が出たのが2013年。
リーン・イン・コミュニティが、本の最後で推奨されていた。
今では170カ国以上で45000以上のサークルに広がっている。

本当は、LEAN INの活動なんて必要なくなるくらい、
女性が自信・勇気・野心を持って一歩踏み出せるのが
あたりまえの世の中になってほしい。

でも、今の日本はジェンダーギャップ指数121位。
まだまだ、LEAN INの活動は必要とされている。
むしろ、ようやく日本のジェンダー感のいびつさが表面化してきた感もある。

だから、歩みを止めない。
もうすぐ私がLEAN INの活動に関わり始めて、丸3年。
2020年も、自分が踏み出せる小さな一歩を踏み出し続ける。


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