私とコーチング
2019年、私に最も大きなインパクトを与えたもの「コーチング」
2020年、やってみたいこと「コーチング」
1年前はまったく考えてもみなかったのに、
なぜここまで思い入れが強くなったのか。
コーチングで命拾いした話
人事異動で、業種もポジションも変わり、切迫した状態の職場に配属された。
未知の連続。責任と業務量に押しつぶされそうになっていた。
寝ることだけは得意だったのに、早朝、仕事のモヤモヤで目が覚めるようになった。
人って、こうやって鬱になるのかなと思った。
やけっぱちで髪の毛をバッサリ切ったりもした。
コーチングに出会ったのは、そんなときだった。
6回、定期的に話を聴いてもらったことで、救われた。
どうしても、自分の思考回路にはくせがあって、自覚することは難しい。
俯瞰的に捉えたり、長期的な視点で見たり、立場を変えてみたり。
コーチからの質問で、自分では気づけない視点に気付かせてもらった。
できないことばかり数えていた私に、できていることを気付かせてくれた。
苦しい状況でも、そこから学べることが何かを、考えるきっかけをもらった。
いつしか、コーチングの時間が、心の支えになっていた。
話せば毎回何かしら道筋が見えたから。
私には、応援してくれる人がいる、と思えたから。
↓当時の日記
そうして、私は仕事のハードな時期をなんとか乗り切り、今に至っている。
コーチングがなかったら、やばかった。
浮かんだ言葉は「命拾いしたな・・・」だった。
後に、できることを客観的に捉えられていたことで、
評価面談で自分の業績を端的に説明できて(これも初めての経験!)、
評価につながったという副産物もあったことも書き添えておきたい。
そうだ、「コーチング」を学ぼう。
自分がつらい時期を、コーチングで救われたことで
コーチングという手法の持つ力を強く感じるようになった。
そんなとき、キャリアやメンタリングをテーマにした朝活に参加した。社外メンターを推進している(株)MANABICIA代表の代表池原真佐子 さんが主催していたものだ。
池原さんは、10人ほどいた参加者みんなの話を聴いてくれた。
しかもただ聴くだけではなく、理論を元にした的確なアドバイスと客観的なフィードバック。
感銘を受けた。
(株)MANABICIAのMentorForは、社外メンター派遣を事業として行っているところだった。
「メンタリング=コーチング+(必要に応じて)フィードバックとアドバイス」
私がコーチにやってもらったのも、かなりこの形に近かった。
私の内側にあるものを引き出すだけでなく、コーチ自身の経験を話してくれたことによる気付きが大きかった。
だから、私は、「コーチング」と「メンタリング」を学ぶことにした。
※メンタリングのベースがコーチングなので、便宜上「コーチング」という言葉をメインで使っている。
ウィメンズキャリアンメンター認定
こうして私はウィメンズキャリアメンター養成講座(基礎編・理論実践編)に通うことにした。
もともと人の話を聴くのは、得意な方だと思っていた。
でも、私が思っていた傾聴と、コーチングにおける傾聴は、別物であることに気付かされた。
人の話を聴くとはどういうことか。
ものすごい集中力を使う。
集中力を100%相手向ける。だから、メモも取らない。
目と耳で、相手の言葉と、表情と、動きと、呼吸をとらえる。
そうして初めて、心の動きを感じる瞬間が生まれる。
そうして聞いた話は、メモを取らなくても、忘れない。
驚かれるけれど、1時間話して振り返ると、話したことはほぼ覚えている。
それは、瞑想にも似ている。
呼吸に集中して、意識がそれても、また呼吸に意識を戻す。
それは、筋トレにも似ている。
初めてコーチングをやったあとの私は、エネルギーを使い切った燃えカスで、半日使いものにならなかった。
こうした訓練と、理論の習得を経て、「ウィメンズキャリアンメンター」という認定をもらった。
ジェンダーバイアスにさようなら。
コーチングもメンタリングも、学べるところが数ある中で、MentorForを選んだのは「ウィメンズ」に想いがあったからだ。
私は四国の田舎育ちで、小さい頃から「女の子なんだから、〇〇しなさい」といわれることが大嫌いだった。
「女の子らしさ」として求められることが、性に合わず、反発し続けた。
大学に入って、「ジェンダー学」を知り、私が違和感を感じていたのが「ジェンダーバイアス」だったと理解した。
男だからとか女だからとか、関係ない。みんな自分らしく、でいいやんね。
そう思っていたけれど、社会人になって、組織の中で働くうちにだんだんその感覚は薄れていった。麻痺していったといったほうが、正しいかもしれない。
そんな中、書籍「LEAN IN」に出会って、自分があんなに嫌いだったバイアスにまみれて縮こまっていたことに気付かされた。
2019年の日本のジェンダーギャップ指数は121位で過去最低。
日本はジェンダーバイアスがかかった状態があたりまえすぎて、囚われていることに自分で気づくことは難しい。
対話を通して、そういう呪縛からも自由になれたら、もっと女性が一歩踏み出して挑戦しやすくなると思う。
これから、やりたいこと
私自身、これからもコーチとメンターの力を借りて、自分の人生を最大限活かしたい。
自分ひとりより、ぜったい高く飛べると確信している。
本業の仕事でも、日々課題と格闘の連続。プライベートでも、悩み迷いながらだけど。
小さな一歩を踏み出して、挑戦し続ける。
そして、30代後半。
私も、コーチングで誰かの助けになれたら、こんな嬉しいことはないと思う。
コーチングをやってみて、自分の時間とエネルギーの燃やし方として、こんなに人に喜ばれるものはなかった。
ストレングスファインダーの上位5つ「共感性、収集心、最上思考、個別化、内省」がはまったんだと思う。
私にとって、時間とエネルギー=命を削って向き合うに値する。
コーチングの道は「修行」だ。
集中力を鍛え、いかに心の機微がわかる人間になるか。
相手をそのままに受け止められるように、自分をいかに透明な状態にするか。
理論や研究を学び、相手に合ったアドバイスができる引き出しを増やすか。
日々精進☺
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