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肩書きとか年齢とか、そんなものは関係なかった。
「年齢を重ねる毎に、何かするときの一歩を踏み出しづらくなる。」
いつのまにか、分かりもしない未来の結果を予想して不安材料を避ける、小さい頃なりたくないと思っていた人間になっていた自分がいた。
やってみたいと思ったことは、とりあえずやってみた小学生時代。
授業ではとにかく手を挙げ、給食では余り物があればジャンケンに参加する。
そこには何か先を見据えた大人な考えなんてものはなく、
ただ純粋に、自分の気持ちに嘘をつかないで生きていた。
いつからだろう、授業中に手を挙げずに他人の顔を伺うようになったのは。
いつからだろう、余り物ジャンケンに参加せず一歩引いて冷めた目で見るようになったのは。
なぜだろう、自分の気持ちに嘘をつくことに違和感を覚えなくなったのは。
2020年、世界中にウイルスが広がった。
それまで出来ていたことが出来なくなり、後でしようと思ったことはする機会すらなくなった。
時間がどんどん過ぎていく中で、何も出来ない日々に後悔した。
後回しにすることを後悔した。
2021年、感染が緩和して世界に光が差した。
日常が戻ってくることに、当たり前にできることに感謝した。
2022年、変化した自分と出会えた。
新しい人と出会うことに躊躇うことなく、新しい出来事を真正面から受け入れる。
自分の想いに誠実に向き合って、人生を必死に生きている。
そうしている間に、
「年齢を重ねる毎に、何かするときの一歩を踏み出しづらくなる。」
こんな考えは僕の頭の中から消えていった。
むしろ、一歩を踏み出すたびに世界が広がることに喜びを感じるようになった。
自分の夢や目標・やってみたい事に、
肩書きとか年齢とか、そんなものは関係なかったって気がつけた。
ありがとう2022。
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