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自由民主党公認候補の選挙カーによる演説妨害の衝撃映像

※2021年10月26日 0:36 諸事情により一部の記述を削除しました。

2021年10月19日(火曜)に公示された衆議院議員総選挙は、2021年10月31日が投開票日です。これを書いているのが10月24日(日)なので、ちょうど1週間後ですね。

日本全国、どの政党、どの候補者もしのぎを削った選挙活動が行われています。

その場合、よく話が出るのが立候補者のマナーについてです。
本来駐車してはいけないところに堂々と選挙カーを駐車させたり、コインパーキングで料金が発生しないような停め方をしている、つまり下記のようなものがマナー違反になりますね

上記はさすがにちょっと「引き」ましたけど、それ以上のことが昨日(2021年10月23日)に起きましたので、これをご覧になっている方に是非とも見て頂きたいと思っています。

マナー無視の演説妨害(その1)

まず、状況をご説明します。事は宮崎県宮崎市でおきました。選挙区で言うと宮崎1区になります。

宮崎1区には届出順に下記の候補が立候補しております。

たけい 俊輔(自由民主党公認/前衆議院議員)
わきたに のりこ(無所属/前宮崎県議会議員/新人)
渡辺 創(立憲民主党公認/前宮崎県議会議員/新人)
外山 イツキ(日本維新の会公認/元参議院議員)

で、昨日(2021年10月23日)は、上記のわきたに候補宮崎山形屋前(高千穂通交差点)街頭演説会を行うことがSNS上で公表されていました。

演説会は予定通り始まりましたが、その最中に選挙カー特有の「がなりマイク」の音声が聞こえてきました。自由民主党公認候補である「たけい俊輔」候補の選挙カーです。

選挙カーが、マイクをがなりたてて公道を走る事は特段問題はありませんが、周囲への配慮が必要不可欠です。原則として信号停車や右折待ちやなどの停車時には「がなりマイクを控える」のがマナーとなっています。
(ぶっちゃけうるさいので)

しかし「たけい俊輔」候補の選挙カーは、がなりを止めることなく、むしろさらに煽るようにご自身の名前をひたすら連呼されていました。

もちろん、そのすぐそばでは、わきたに候補が街頭演説会をやっているわけですが、その最中も、声を止めることもなく、がなりを続けていらっしゃいました。

その時の模様が下記の動画になります。

選挙カーはただひたすらに前職候補者の名前をマイクで叫んでいます。交差点の左側の歩道ではわきたに候補が立ち会い演説を行っています。

しかし、これだと

「たまたま気づかなかっただけだよ」
「距離も離れているし、妨害とまでは言い切れないだろう」

という意見がでるのも道理だと思います。
ところが、この30分後ぐらいに、再び同じ選挙カーが先程とは反対方向からやってきました。

マナー無視の演説妨害(その2)

先程とは反対方向からやってきた自由民主党公認・「たけい俊輔」候補の選挙カー。

交差点で停車中であるにもかかわらず、ずーっとマイクでがなりたてています(周りのクルマは相当うるさかったことでしょう)。そして交差点を右折して、わきたに候補が演説している真横を大声でマイクでがなりたてながら通過して行ったのです。

その時の模様の動画が下記です。

これを見て、皆様はどういう気持ちを抱かれたでしょうか?

先ほども申し上げましたが、選挙にもマナーというものがあります。
それは他の候補が、辻立ちや街頭演説会などが行われている場所を選挙カーが通過する場合、マイクでの「がなり」を止める。もしくは

「◯◯さん、お疲れ様です!」
「◯◯さん、共に頑張りましょう!」

と声を掛け合うのが、立候補者同士の礼儀というものです。
それをしないというのは礼儀を弁えない無作法者と言われても仕方ありません。

なお、たけい俊輔候補本人の名誉のために一言言っておくと、多分、この選挙カーにたけい俊輔候補は同乗していません。なぜなら、たけい俊輔候補は17:00からJR宮崎駅のアミュプラザ前で、金子恭之総務大臣と共に決起集会をされているからです。

ただ、わきたに候補は、もともと自民党の県議会議員であり、今回の総選挙では、この選挙カーの「たけい俊輔」候補の有権者への不誠実な態度(車検切れ、自賠責切れの不始末を起こしその説明責任の放棄、離党も辞職もせず公認得て立候補)が道義的に許せず、自民党県連と袂を分かって無所属として立候補した経緯があります。

それを考えれば、自民党公認候補・たけい俊輔候補の選挙カーが嫌がらせの1つをしたくなるもの心情としては理解できなくはありません。

ただ、マナーとしては最低最悪の部類に入るとは思います。

たけい候補の選挙カーのこの行動は、わきたに候補の演説を聞きにきた有権者の「聞く権利」を奪いました。これがどれだけ酷いことかは皆さんの判断にお任せします。

ただ、同じ日かどうかまた同じ選挙カーかどうかは情報がないため詳細がわからないのですが、下のツイートによると同じ選挙区で立候補している外山イツキ候補も、同じ選挙カーに同じことをやられたと発信されています(本人のツイッターのみですので、真偽は不明)。

演説妨害は公職選挙法225条違反の疑い

公職選挙法225条の2には以下のように定められています。

公職選挙法225条(選挙の自由妨害罪)
選挙に関し、次の各号に掲げる行為をした者は、四年以下の懲役若しくは禁錮又は百万円以下の罰金に処する。

同条の2
交通若しくは集会の便を妨げ、演説を妨害し、又は文書図画を毀き棄し、その他偽計詐術等不正の方法をもつて選挙の自由を妨害したとき。

今回のたけい俊輔候補の選挙カーが行った行為は、この225条の2に該当するのではないかと思われます(あくまでも疑いです。判断するのは警察です)。

本人がどのようなつもりは存じませんが、法は法です。
もし本件の映像が警察に提出され、検察によって立件され、罪に問われた場合は、法によって下された裁きを受けて頂きたいと思います。

公人(議員)に最も必要なのは遵法精神

最後に、今回の衆議院議員総選挙国政選挙です。

国政選挙は国の未来を担い、国益を重要視した政策と議員本人が持つ国家感が問われる選挙でありますが、法治国家である以上、立候補者全員には「法を守る」という遵法意識が大前提になります。

どれだけ政策がよくて素晴らしい国家感を持とうが、何年国会議員をやろうが、法を守るという意識が欠落している人間は議員になる資格はないと私は思います。

それが物事の道理であり、未来を担う子供たちにキチンと伝えていけるものだと思います。

それを踏まえた上で、有権者の皆様に一票を投じて頂きたいと思っております。



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