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【便利ツール】テレワークを円滑にする無料音声アプリ(Discord)

テレワークが続く中「社内のコミュニケーションが取りづらくなった」「社内の一体感が減ってしまった」といった声をよくお聞きします。


私の会社でも、以前こちらのコラムで紹介した通り社員は全員テレワークで働いています。

これまでこういった環境は私たちも経験していなかったので、試行錯誤の日々なのですが、社内のコミュニケーションがしづらくなったといったような問題には私たちも直面していました。


そういった中、新たに社内で導入したのが「Discord」という無料アプリケーションです。音声でコミュニケーションが取れるツールで、イメージとしてはスカイプが近いかもしれません。

社内の必要事項は、これまで通りビジネスチャットを使っているのですが、これに加える形で音声でのやりとりをDiscordで行うこととなりました。


当初は試行錯誤だったのですが、導入して2ヵ月以上経過し、だいぶこなれてきました。うまく使いこなすとめちゃくちゃこれ便利です。


今回はこの音声アプリケーション「Discord」とはなにか、そしてそれをビジネスで使うためにはどういう形で使うのが良いのか、といったところをまとめたいと思います。


Discordとは

Discordとは、アメリカで開発されたアプリケーションで、ビデオ通話・音声通話などができるツールです。

もともとはオンラインゲームをやるプレイヤーたちが、仲間同士でやりとりをするために作られたものです。ゲームをしながらやりとりをするので、ビジネスチャットのようにキーボードで文字を入力しやりとりをすると言う方法ではなく、音声でのやりとりをすることを前提に作られています。

また、パソコンでのゲームのパフォーマンスを阻害しないよう、Discord自体があまりパソコンに負荷をかけずに作動する、と言うのも大きな特徴です。


Discordには「チャンネル(CHANNEL)」というグループがあり、同じチャンネル内にいるメンバーたちは音声でやり取りすることができます。


ディスコードの大きな特徴の一つとして、「誰が今オンラインになっているのか」「誰がどこのチャンネルに今いるのか」といったことが一目瞭然でわかるというものがあり、特定の人に話しかけやすいというメリットもあります。



導入初期の試行錯誤

まず会社でDiscordを導入しようと言う話が持ち上がり、早速全社員がディスコードをインストールしました。

最初にやったのは、目的ごとにチャンネルを作るというものです。

下記のようなグループを作りました。

①待機場所
②会議室A
③会議室B
④集中部屋
⑤外部打ち合わせ中

①は何もない状態の時に入る場所とし、何かミーティングの時は②か③のチャンネルに入ってミーティングを行う。
④は、話しかけられたくない時に入る場所としました。
⑤は外部の方とビデオ会議をしている時などに使うチャンネルです。

こういった構成すると何も無いときは基本的には①に入ると言うことになります。つまり下記のようになります。

①待機場所
山田さん
田中さん
鈴木さん
横田さん

②会議室
橋本さん
高野さん

③集中部屋
④外部打ち合わせ中
本田さん

もしあなたかが山田さんだとしたら待機室にいます。そして、同じく待機室にいる田中さんに声をかけるとすると、簡単に会話ができるのですが、同時に待機室にいる鈴木さんと横田さんにも声がかかってしまい、この二人からすれば関係のない音声が突然入ってきて、戸惑うことになります。

対策として、事前にチャットで「ミーティングしよう」とメッセージを送ってから、オンライン会議室に移動して話を始めないとならないため、いまいち使い勝手が良くありません。


大部屋を作ってそこにみんなを入れる、というやり方がちょっと良くないなと感じ、つぎに部署ごとにチャンネルを作ってました。

チームごとにチャンネルを作ると、部屋に入る人数は大部屋方式に比べて減るものの、やはり関係のない人が混じってる状態で声をかけると言うのは、心理的な障害となりコミニケーションはあまり円滑にはなりませんでした。


個人チャンネルの運用

そこで編み出されたのは、個人チャンネルを作り普段は個人チャンネルにいるようにすると言うものです。

通常は自分専用のチャンネルにいて作業することとし、何かミーティング等があるときは別のチャンネルに移動すると運用に変えました。

こんな感じのチャンネル構成です。

①鈴木さんチャンネル
鈴木さん
②田中さんチャンネル
田中さん
③本田さんチャンネル
本田さん
④横田さんチャンネル
横田さん
④会議室
⑤離席中

この中で、①の鈴木さんと②の田中さんが会議するときはこうなります。

①鈴木さんチャンネル

②田中さんチャンネル

③本田さんチャンネル
本田さん
④横田さんチャンネル
横田さん
⑤会議室
鈴木さん
田中さん
⑥離席中
橋本さん
高野さん

こうすることにより、誰が今どの部屋にいるのかが一目瞭然ですし、普段は個人部屋にひとりでいるので、とても話しかけやすくなります。


私は普段、自分専用のチャンネルで仕事をしているのですが、みんなが気軽に話しかけてくれるようになり、ちょっとしたことを会話でコミュニケーションをとるということが出来るようになりました。

社内全体でもコミュニケーションが活発になったように感じています。


Discordは使える

私たちもまだ試行錯誤ではあるのですが、結論から言うと慣れてくるとすごく使いやすいなと感じています。

文字で伝えるビジネスチャットもとても便利なのですが、ちょっと話をして課題を解決したいなぁ、という時などは、Discordを使うと仕事がスムーズに進みます。

Discordは基本的に無料のアプリケーションなので、ぜひ使ってみてはいかがでしょうか。


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