島根県三瓶温泉から千原温泉。最強の温泉おばちゃんから人生論を学ぶ
島根県は温泉パラダイスでは今回は三瓶温泉へ。2つほどご紹介。ちなみに千原温泉であった常連さんとのぶっちぎりトークが後半に続くので気になる方は読み進めてみて下さい♨️
温泉津温泉から三瓶温泉へ移動。さてまずは地元の温泉です。
志学薬師鶴の湯さん
静まり返った土地に温泉神社を祀る地元の人がとても大事にしていることがひしひしと感じられる温泉です。
なんでしょう,こんなにも地元愛を感じる温泉場はなかなかないです。
扉を開けると,思いっきりお湯がバケツに落ちる音で満ちています!
そして加温された浴槽。濁流のオーバーフローで心踊ります!
掛け湯はこのバケツに落ちる新鮮なお湯で。
みて、この湯口!愛おしいほど可愛すぎです。
愛でる、入る。あー幸せー。
そして,ぼーっとじゃあじゃあ流れ落ちる源泉を見ながら加温でまたぼーっとできるのです。
いやあ,これは至福。ナトリウム泉ですが,柔らかな鉄分の香りもほんわかします。
20年30年と頑張って継続を切に願います。ありがとうございました!
ぶっちぎりひな泉1位の千原温泉でぶっちぎりおばちゃんと出会う
お次は,千原温泉。かなり山の中にあるため,車で結構気を付けながら行く場所です。
シュールな脱衣所を抜けるとシュールな心踊る湯船が!
さらには,,
常連の方がいらっしゃいました。ここからが凄かった。
ちなみに湯は足元湧出でポコンポコンと心地よく湧いています。源泉34度ほど。
さて、ここからまさかのお湯どころではなくなります。
常連さんとの面白会話がとまらなくなるのです。ガラリと開けましたら
「いらっしゃーい」
と桂三枝さんですか!?レベルのテンション高めなおばちゃまがお待ちかね。
「こんにちは。」と挨拶をし,失礼します。と入湯。
ぬ,ぬるい。でも足元からぷつぷつと湧いてくる鮮度抜群な湯は気持ちがいい。
夏場はもっと最高と感じながら訪れた日は雪が深々と降るとある真冬の日。
まずおばちゃまからここのお湯の説明を受けました。
「ここはな、ひな泉ランキングでぶっちぎりの一位なんよ!!」
とぶっちぎりなトークがはじまりました。
(ひな泉とは”ひなびた温泉ランキング”の略です。)
ぶっちぎりな70代の常連さんです。温泉好きらしくて,なんと大分県の佐伯市から車でよく島根県まで訪れるんだとか。
会話は永遠と続きます。というかおばちゃまのトーク力が凄まじかった。。
西日本の名湯について学びます。どんどん教えてくれます。
私と同じように全国の温泉場を訪れているようです。
さらにトークが続きまして,
世界規模の地震について、恋愛指南書まではじまりました。
年齢を聞かれまして,「40になりました。」と答えると,
おばちゃまは喜びながら,
「40代は最高よ!細胞レベルは劣化してくけど、、熟女や」
との教え。ありがたやー。熟女か,,。!!,,劣化か!!!
さらに恋愛指南書的なアドバイスを受けまして,
「恋愛はなあ,一途になったらあかん。一途になるとこうーなるでしょ(ダチョウ倶楽部の両手を前に出す感じのポーズで)。好きな人はなあ,複数人いた方がいいわよ。その方が幸せよ。」
とぶっちぎりの恋愛アドバイスも頂きました。
と、その方難病をかかえて、ご主人に先立たれたらしく、
「やっぱりね、1人はちょっぴり寂しいのよね。」
と。哀愁漂う素敵な方でした。
「ちょっぴり」という日本語ってなんだかいいなあと。
でもオバチャマはかなりアクティブで元気で、やはり病は気からだなあとまた学ぶのです。
と話が盛り上がるほどに。まさかのぬる湯すぎて気付けば全身ガクブル:(;゙゚'ω゚'):
なぜこのおばちゃまは寒さを感じないのか不思議すぎるほど,こちらは冷え冷え。
おばちゃまに,寒いことを伝えると
「そしたらこっちに入り!」と,,ありましたよ。加温風呂。
なんとこの加温は五右衛門風呂で男女共用で使用するというみたことないスタイル!カーテンで仕切りがある感じなんです。
冷えた体にほっこりを想像しながら足を入れたら熱っっ❗️てなりまして,そしたらまたおばちゃまが
「今ちょっと薄めてあげるから待ってな,私がやってあげるわ!」
と勢いよくぬる湯を五右衛門風呂へ。
1人バケツリレーのごとく温度調整をしてくれたのです。
ちなみになぜか五右衛門風呂のところだけ5段ほどの階段があるんですね。そこを行ったり来たりと70代の方の体力に呆気に取られるわけです。
と笑いが止まらない温泉の思い出となりました。
旅とは様々な
セレンディピティ(私の好きな言葉です)
素敵な偶然やご縁があります。
だからこそ楽しさも増しますし,素敵な思い出も増えるのですね。
なんかね、持病あるっていう70代のご婦人でしたが、そんな様子は微塵もなくて
生きるって、たくましく,楽しく,在る(存在)ことで充実するんだなーと
改めてしみじみと感じた素敵な時間でした。
最終回はとてつもない素晴らしい帰路への出雲大社編!
お読み頂きありがとうございました!
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