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夜の海は怖いって話。

高知旅行記〜前編〜

とにかく海が見たかったわたしは、高知駅着いてすぐ、バスに乗って桂浜へ向かいました。

坂本龍馬のでっかい像があるとこね。

海見ながら飲もうと思って、ちゃんとコーヒー牛乳も買った。

片道1時間くらいかな。桂浜は終点だったから乗り過ごす心配もなくて、日常を眺めてました。

特定の何かを見るわけでもない視界にはいろんなものが入ってきて、楽しかったなぁ

学校帰りの学生カップルが乗ってきたり、横浜っていう停留所に見覚えある〜!って思ったり、海で見たら絶対綺麗じゃん!って言う夕焼けだったり…。

うーん、夕焼け?ここで私は初めて、高知にたどり着いた時の興奮と、海に行けるワクワクとは違う、なんだか嫌な予感に気づいてしまいました。

平日の夕方に観光地に行く人なんてそんなにいないらしくバスは貸切。
日の短い冬の空は真っ暗に。

嫌な予感の正体、これね。

え、めっちゃ心細い。

そんな言うてる間に桂浜へ到着するバス。
夕焼けなんてもうどっか行った真っ暗な空。
片道700円かかってるから元は取りたい私。 
負け戦に挑むような気持ち。

いざ、海に向かう。向かうんだけどさ、

夜の海怖い。 

近くの水族館の獣たちの鳴き声怖い。
坂本龍馬の銅像見に行けない怖い。
バスの両替機やたら10円になるの怖い。
友達みんな電話出てくれない。
お母さんは出てくれた優しい。

海を見る時はいつも波打ち際ギリッギリまで行って靴を濡らさないように逃げるゲームするんだけど、

今波打ち際に近づいたらそのまま海に引きずり込まれて戻ってこれなくなりそうだと思ったから、やめといた。

めっちゃ怖かったんだけどでもね、ふと高知の人の気持ちになって考えてみたら、

こんな夜に一人で海来てさ、もう掃除始めてるお土産屋さんの椅子に座ってコーヒー牛乳飲んでる私の方が怖いなって。

なんか平気になった。
考え方って大事。

そのあと一人で飲みに行った屋台餃子の隣の人に本気で心配されてご飯と宿代がタダになりました。ラッキー。

高知の人ってあったかいね。

今日もめでたし!
読んでくれてありがとね!












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