見出し画像

時を記す

私は日記を長いこと書いてきた。そこにルールなどは無くただその日あったことを書いたり、思ったことをただ書き殴っていた。
誰かに見せる訳でもないから、文章が変とかそんなこと全く考えてない。つまり、文章に成長がないことの言い訳である。

どんな日記を書いてきたのか

今までの書き方に一貫性はない。
『今日私は・・・』と書いていた時代もあれば、『happy!』のみだったり、写真を貼ったり、育児日記だったり、病んでるの?ってくらい愚痴のみだったり。

学生の時に、先生がある方法で日記を書くことを勧めていたことがあった。それが今も続いている書き方である
それは、時間を書くことだった。
それをすることで得られる有益な効果?があったはずだったが、バカな私は忘れた。そもそも、今となっては男の先生だったことしか覚えておらず、先生の名前どころか何の講義だったかすら忘れているという残念な頭の持ち主である。
こんなに長いこと続けてきた『時間を書く』日記のことを書いていこうと思う。

『時間を書く』日記を始めて

『時間を書く』ことを聞いた時、私は1週間区切りのウィークリー手帳を使っており、そこに日記も書いていた。
最初に書いたことは『19:00帰宅』(時間は適当です)とかそんな感じだったと思う。そこから、だいたいの1日の流れを書くようになった。
都度書いているわけではなく、帰宅後に書くことがほとんどだったことから、詳しい時間や内容は覚えておらず、『10:00講義休講万歳!』とか『19:00バイト、シフトまだ出来てなかった』といった感じであった。
そう続けているうちに、書きたい欲が出てきて、別ノートにつらつらと思いの丈を書き殴ることもあった。それは毎日ではなく、何か思うことがある日のみだった。

社会人になり、平日は自宅と職場の往復の毎日となり、さらに「休日何してるの?」と聞かれることが苦痛な有意義とは対極な休みを過ごしていたため、時間を書くことが減った。
それでも、日記を書くことは精神衛生上重要なことであったため続けていた。

また時間を多く書くことになったのは結婚後だった。
結婚後は専業主婦だったので、毎日同じルーティンでもなかったし、夫の帰宅時間も色々だったのでそれを書いたりしていた。
「専業主婦なんかして家で何してるの?暇でしょ?」とバカにしてくるヤツもいたが、仕事とは違った忙しさというか大変さがある。やることは無限にあるが、手を抜こうとすればいくらでも出来てしまう。またその話はいつか。
その頃出会ったのが『ほぼ日手帳』だった。時間軸があり、隣にはフリースペース。私が求めていたのはコレ!というくらい、当時の私は気に入っていた。
手書きで時間を書かなくなったが、時間軸を使って1日の流れを書いていくことが楽しく、色をつけたり写真を貼ったりと楽しい手帳ライフをおくる。

めでたく妊娠をして、長期の入院生活が始まる。日々の記録が捗ったことにより、点滴針を刺すことが上手な看護師さんのシフト予測ができたりと良いこともあった。
『ほぼ日手帳』が本領発揮したのは育児日記だ。
授乳、排泄などの記録やオムツや洋服のサイズ、成長記録から写真と盛りだくさんになった。育児での嬉しかったこと悩んだことがそこにはたくさん書かれた。そして夫への愚痴も。
2人目を出産後は、体力がなくなったせいか日記に書ける時間が作れなかった。ただ、2人目には食物アレルギーがあったために、その記録にだけは余念はなかった。
その頃から、デイリー手帳からウィークリー手帳にしたり、サイズを変えたりと色々な手帳を使ってはみたがしっくりくるものが見つからなかった。
入院中に手帳を埋めることに快感を覚えた私は、空白のままになるページがストレスになっていたが、埋める時間もない。
そこで、まとまった時間ができた時に書けるようにと始めたのが、LINEのような画面のバルーンメモというアプリだった。
思いついたことを書いておけば日付も時間も表示されていたので、これまでの時間日記のようなものが書けるはずだった。
しかし、初めこそ良かったのだけれど、便利なアプリはどんどんと文字数を増やし、手帳へ記入していく作業が難しくなった。
毎年手帳を購入してもほぼ使わないといった年が続くが、アプリに書く内容は日に日に増えていく。
その後日記は『バルーンメモ』アプリからLINEへと変わってもその状態は変わらなかった。
その後も試行錯誤をしていたが、しっくりくることはなく、中途半端な手帳が増えていった。ただのスケジュール帳でしかなかった。

現在のカタチ

転機があったのは、スマホで日記を書いていたLINEからGoogleカレンダーへ変更したことだった。
Googleカレンダーに『日記』の項目を毎日作り、説明欄に時間を書いて日記を書いていったのだ。
そうしたことで、LINEでは前後して書いていくことが困難であったことが可能になり、さらにスケジュールと一緒に見れることは、遡る時にとても便利だった。
ただ、やはり手帳へ書き写すことが面倒だった。その日から遠ざかるにつれ、その時の熱量は失われてしまい、その時に書いた文章をその時の気持ちでは書けなくなっていることが加わり、あの時よりも時間を作りやすくなったのにも関わらず、手帳は空白を多く作った。
そこで、もう印刷して貼ってしまおうと開き直る。

私がしている方法は、iPadのマルチタスクで左にGoogleカレンダー、右にGood
Notesを開いてひたすらコピーアンドペーストを繰り返していく。
そして出来上がったら印刷をして、手帳に貼り付けていく。
今使っている手帳はSUNNY手帳で、空いたスペースに手書きしたり、チケットや思い出の包装紙なんかを貼ったりしている。
この方法のいいところは、かなり小さな文字で印刷ができること。ペンで書いていたら書ききれない内容もなんのそのだ。

これから?

Good Notesは手書きもできるし色も使えるので、デザインをそこである程度構成することもできてしまう。なんなら印刷せずにそのままこのアプリ内で完結してもいいのだけれど、ページをパラパラとすることが好きなので今のところこのまま印刷をして続けようと思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?