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折々の1本 -2021年3月⑥-

カメラを持って街を散策してるときはワイヤレスイヤホンを片耳にだけ差し込んで音楽を聴いています。

ストリーミングサービスを利用して好きなアーティストのライブ音源を聴くことが多いです。

ライブの1回切りという感じ、一瞬一瞬をつかみとろうとする感じ、それがスナップ撮影に少し似ていて歌手の歌唱と生演奏と自分の気持ちがフィットします。

ほとんどのアーティストが年代ごと会場ごとにコード進行や歌唱法を変えたりして同じように演奏しません。

そのようなライブパフォーマンスに身体をくぐらせていると、ゴリっとくる良いものは逃げてゆくんだろうなぁと思えてきます。いつも逃げてゆくからそれに振り落とされないように彼らは走っていってつかもうとしてるんだろうなぁと。

人の心を動かす何かは固定の中にではなく、推移(うつりゆき)の中にあるのではないか、そう最近感じるようになりました。

写真を撮るということに関しても、まず自分自身を感動させ続けるためには、時につれて自分を変化させることが大事だと私は今のところ考えています。

私がこれまでもこれからもnoteに書くことは「今のところ」です。「何ごとによらずものごとをすぐに決めつけない」人でありたいといつも思っています。

インプットするときも、「ずっと好きなもの」「新しく好きになりたいもの」「憧れを含んだもの」にバランスよく手を伸ばし、自分の内側が深く広く大きくなるようにアップデートしたいです。

私の中で「ずっと好きなもの」に分類される《They Can’t Take That Away From Me(誰にも奪えない)》を聴きながらこの文章を綴っています。

君の帽子のかぶり方
君のお茶のすすり方
そんな思い出のすべてを
誰も僕からは奪えない

この歌詞に近い何かを「場の肖像」「空間のポートレイト」に取り込みたいです、日常の機微を写しとることを楽しんでいきたいです。

最後まで読んで下さってどうもありがとうございます。

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