人は感情で判断し、行動すると思って関係性を作ると上手くいく。
今回は、「感情」と「関係性構築」いうテーマで考えてみました。
感情と言えば、「喜怒哀楽」になりますが、人によって起こったことに対する受け取り方が異なるということです。
その時に環境や状況によって、同じことでも違う感情で受け止めてしまうことが多いと思います。
個人的にどんなことが起こっているかで、楽しいはずのことが楽しめなく行動できなくなったり、逆に普通に感じられることが楽しくポジティブに考えられたりするものです。
関係性を作るときに、相手と接したときの相手の感情によって反応が異なれば、相手の感情を考えて発言や行動をすることが大事になって来ます。
ビジネスシーンでも、上司部下の関係や仲間との関係、またはクライアントとの関係においてもこの「感情」が大きく関わっているとしたら、やはり関係性の構築に考えておかなければならないことです。
よく「上司の機嫌が悪いから、今は相談や報告をやめとこう」とかいう場面を見かけます。その場合も上司の「感情」を考えて行動していることですね。(それが、正しいかどうかは別として。。。)
最近は、組織作りのご相談を受ける時もアドバイザーとして、この「感情」というお話をします。
今どこでも「1on1ミーティング」が行われ、プロジェクトやグループ、部署のコミュニケーションを図る施策がとられています。その中で、相手の「感情」に焦点をあててヒアリングをすることがとても大事だと思います。
「感情」は、プライベートな状況やビジネス環境の状況から影響を受けることも多く、それが態度や行動に影響することが多いと思うからです。
相手の「感情」を理解するためには、相手の環境を理解することもとても大事になります。その「感情」を理解することも相互理解を深める上で大事な事だと思います。
自分の考えや感じていることを聞いてくれる環境は、とても大事です。お互いの関係性を構築する上で、ヒアリングする時に相手の「感情」にも気を留める必要があります。
人に話をすることは、自分の中から外にアウトプットすることです。
「カタルシス効果」と言われるものがあります。
「心の内にあるさまざまな不安や苦悩、怒りなどの感情を言葉にして表現すると苦悩や苦痛が解消され安堵感や安心感をことができる。」というものです。
アウトプットできる場や時間をつくる。環境をつくることは、感情に向き合う上では必要なことになります。
さて、相手の感情ばかりに気を留めていても、肝心の「自分の感情」がどんな状態なのかも大事なことです。自分の感情は、コントロールできる様で、なかなか思うようにいかない場合も多いのが現実です。
前回も「自分の感情」について投稿させて頂きました。
感情が環境に大きく左右されているとしたら、自分自身の感情にもちゃんと向き合う必要があります。家族のこと、将来のこと、今の経済的状況、周りとの関係での状況など自分を取り巻く環境により、自分の感情は様々に変化するものです。
しかしながら、この感情をコントロールすることは、自分のこととはいえ難しいところもあります。「心理学」や「脳科学」の分野でも論理的に解説されている情報を見かけます。
それら情報も理解して行動へ繋げて行くことは、簡単なことではない様に思われます。
しかし、「感情」で行動していることを「認識」することは出来るのではないでしょうか?
コントロールする前に「認識」すること。認識することを繰り返し行うことで、次にコントロールすることへ繋げて行ければ、一つ一つ進むことができそうです。
「アンガーマネージメント」など感情をコントロールするコンサルティングの方も私の周りにもいらっしゃいます。方法も状況に応じて色々だと思います。まずは、「自分の感情」に向き合い、感情を認識することから始めることが大事だと思われます。
行動や判断に「感情」が大きく影響をしていることは、経験からも理解することができるとすれば、「人は感情で判断し、行動する」を考えて、「自分の感情」「相手の感情」を考慮することで、相互理解の手助けとなり望ましい関係性が構築できると考えます。
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