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仕事の分析の前に自分の欲を考えると行動の目的が明確になって成果に繋がる。

いつもの様に通勤電車に乗り、今日も蒸し暑い一日になりそうだと思って、今日一日の自分の予定と段取りを考えていました。


窓の外の流れる景色を見ていて、ふとある言葉が浮かびました。

「人は、欲で動いている。欲にささる言葉が相手を動かす」

多分、株式会社刀の森岡さんの本を読んだ時に出てきた言葉だと思います。

意識はしなくても、自分たちは「欲」を満たすことのために行動しているとしたら、仕事の考え方も、まずそこが前提となるのかな?と思いました。

「仕事の分析の前に自分の欲を考えると行動の目的が明確になって成果に繋がる」と思った次第です。


仕事の分析は、戦略、戦術、マーケティング、経営論 etcと沢山の論理的な考え方があります。成功に導く方法により、計画、実行、検証、改善(PDCA)を繰り返すことが必要と解説されます。

私も、ビジネス向けのセミナーやパーソナルアドバイザーとして、そんな話を沢山してきました。

ここで、ちょっと考えてみましょう。

自分の仕事の目的は、何なんでしょう?

もちろん会社の理念や目的があり、その実現に向けて、日々の時間を費やしいると思います。

個人的には、家族の幸せや豊かな生活を送りたいといったことが頭をよぎります。


そこに「欲」という言葉を当てはめてみると、確かに色々な「欲」がおおもとにある様に思えます。

「欲」と考えると、マズローの5段階欲求が有名で「生理的欲求」「安全への欲求」「社会的欲求」「承認欲求」「自己実現の欲求」の解説がよくされています。

論理的な分析をすることは、大切ですが今回は、もっと単純なところで考えてみたいと思います。

お腹がすいたら、ご飯を食べる。その欲を抑えてダイエットをする。でもそれは、痩せるため(かっこよく見せたい。健康のため。。。。)で、これも欲。

欲を満たすために行動を起こしている。

そう考えると、「欲」をみたすために仕事をすることを考えてみると、こだわりもでき目的も明確で、行動できるのではないか?

仕事の成果や目的に注目しがちですが、「欲」に目を向けると、行動へのこだわりができると思われます。

自己分析の方法も色々あります。深層心理に注目し、本来の自分の求める姿を明確にするもの。自分の過去に注目し、過去の体験から本来自分の求めているものを分析するもの。また、将来の夢に注目して、その実現に対する自分の感情を分析するもの。

これらの分析にも、「欲」について分析されていると思います。


行動の原点に「欲」があると考えると、理由が明確になる様になります。

以前投稿した、「理想と現実のギャップ」もそのギャップを埋めることが「欲」を満足することになる。そのことが、理想に近づけることになるのでは、ないでしょうか?

ギャップを埋めることが、自分の欲の満足にどう繋がるのか?それを頑張る理由は、何か?

日本人は、「欲」を表に出すことが苦手だと思います。「欲を満たす」ことが自己主張だったり、謙虚さに欠けると思われがちです。

「調和」を大事にし、共存共栄を図ることを良しとしてきたことは、農耕民族といわれる歴史だったり資質なのかもしれません。


素晴らしいことでもありますが、そこにも「欲」は存在するわけです。

自分自身と向き合い、自分の「欲」を考えてみることは、実は自分自身を理解することに繋がるのかもしれません。

欲望のまま行動することを話しているのではありません。人には「理性」があり欲を抑えて行動することは、社会生活でも必須でありその為にルールも存在するわけです。

自分の行動の目的を「欲」として考えると、行動へのこだわりや達成する意味が明確になるのでは、ないかと考えます。それが、成果へと繋がる事になります。

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