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脳出血当事者も、やりがいを感じて働きたい!納得できるキャリア設計の方法②

「リハビリを頑張ったけど、まだ麻痺は残っている…これからのキャリアはどうなるんだ…」

多くの脳出血当事者はこのような不安を感じていると思います。

なぜなら身体の麻痺を改善させるためには医師のサポートを受けられますが、転職・就職などのキャリア選択は当事者が自ら脳機能について学び、自己分析をする必要があるからです。

この記事では「脳出血後でもキャリアアップしたい」と考えている方に向けて、納得できるキャリア設計の方法を次の流れでご紹介します。

キャリア設計の流れ

なおこの記事では24歳で脳出血(右脳頭頂葉・皮質下)を発症し、半年後に一般雇用で復職。その2年後に一般雇用で転職、障がい者雇用への転換をした私の経験に基づいています。

▼脳出血の経緯をまとめたマガジンはこちら

▼脳出血当事者の復職に必要な準備についてはこちら

後遺症の程度によって、キャリア設計の方法が異なる点をご了承いただいた上で参考にしていただけますと幸いです。

諦めないために「明らめる」

脳出血当事者がキャリア設計・キャリアアップするための第一歩は「苦手な行動」「得意な行動」を理解することです。

これらを判別するには知能検査の各数値と実務での苦手な行動・得意な行動を関連づけることがポイントです。

次で私が「苦手な行動」を理解するまでの経緯をご紹介します。

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