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自分の強み 発掘方法

こんにちは。
はる社会福祉士事務所のささきさやかです。
起業系セミナーで必ずと言っていいほど出てくる「独自性」や「差別化」
価格競争に巻き込まれないために必要なことですよね。
ではどうすればその自分にしかない強みに気づけるのか。
今日、そんな場面に遭遇しました。

「○○の指導ができるボイストレーナーは、あなただけ」

友人Aさんと道を歩いていた時のこと。
向こうからやって来た男性が「こんにちは」とAさんに声をかけてきました。
Aさんは歌手でもあり、ボイスレッスン講師でもあります。その男性はAさんのボイスレッスンの生徒さんでした。
男性は、特殊な職業に就いておられて、日々お仕事で声を使っておられるとか。(詳しく書けなくてごめんなさい)
それを聞いた私は、思わず「え?そんな職業の人にボイスレッスンしてる人、他にいないのでは?!すごいよ」
Aさんは「そうかなー」と。
自分の突出した独自性にピンと来てない様子でした。
当然、Aさんのホームページには「〇〇の指導できます」とは載っていません。
Aさんはすでに歌手として独自性を確立されているので、大きなお世話なのですが、もったいない・・。その中年男性と同じ職業の人がレッスンを探しているかもしれないのに。
その職業は、ボイスレッスンとはほど遠いイメージなのですが、確かに声を使うし、音程やリズムを良くしたいと日々努力をされているのは納得です。そして、その指導を歌手であるAさんにお願いしているギャップがおもしろい!「そう来たか!なるほどね」という感じ。
元々は、その男性から「◯◯の指導をしてもらえませんか?」とAさんに言ってきたそうですが、それがきっかけでAさんの独自性が増したのです。

自分の魅力に気づいているイラスト
自分の魅力発掘

地域福祉はブルーオーシャン?

私が独立して最初にご依頼いただいたお仕事は、地域福祉について話すお仕事でした。
私の独立を知った仲間から「福祉業界で、介護福祉について話せる人はたくさんいるけれど、地域福祉について話せる人は少ない。それに、地域福祉の理論じゃなく実践は、ささきさんにしか話せないことだから、講師やってみない?」と言われた時、正直ピンと来てませんでした。今日のAさんと同じように。
確かに、地域福祉の実践方法を伝えられる人は少ない。アカデミックな世界で活躍されている方は、現場から離れていることが多いし、著名な実践家の先生方の話は雲の上のようなダイナミックな内容。
その点、私の話は数人からせいぜい百数十人規模の地域コミュニティのこと。地域福祉の現場感満載で、すぐにでも実践できる内容です。
需要は少ないけれど、競合も少ない。
ニッチな市場でブルーオーシャンだと、他人の言葉で気付きました。

自分の魅力は、他人に発掘してもらう

自分の中で当たり前になっていることも、他人から見たら「すごい!」ことがあります。
自分の魅力は自分ではわかりにくもの。
他力本願でいきましょう。
他人からの「そんなことができるんですか!」の言葉から、知らなかった意識してなかった自分の魅力の掘り起こしができますよ。

おまけ

Aさんが歌以外のボイスレッスンもできると知った私は、さっそくレッスンを申し込みました。
これまで人前で話す時、話す内容ばかりに気を取られていたのですが、相手にしっかり届く声も重要だと感じ始めたからです。
Aさんの新たな魅力を教えてくれた男性に感謝です。


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