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それでも明日を

こんにちは、cotreeでインターンしている佐野です。

cotreeでは映画、アニメ、漫画の話が出ることが多いと感じます。どんな作品が好きかで個々の価値観とか物語とか浮き出てくるからでしょうか。

僕が大好きなアニメに『コードギアス 反逆のルルーシュ』という作品があります。(放映されたのは2006年~2008年。)

舞台は、架空の帝国に支配された日本で、主人公(ルルーシュ)が、自分を見捨てた帝国、世界に対してレジスタンスなどを巻き込み反逆していく、というストーリーです。

このアニメでは、物語終盤になると、「どう生きるか?」「世界はどうあるべきか?」といったやりとりが多くおこなわれます。

その中で、「誰も嘘偽りがなく、互いに理解しあえ、死者とも繋がることができる世界」をつくろうとする敵(シャルル・ジ・ブリタニア)に対して、ルルーシュがこんな台詞を言います。

「俺はおまえの考えを認めない!人はなぜ嘘をつくのか。それは何かと争うためだけじゃない。何かを求めるからだ。在りのままでいい世界とは、変化がない。生きるとは言わない。思い出の世界に等しい。完結した閉じた世界。俺は嫌だな。」

「それでも俺は!明日が欲しい!」
(『コードギアス コードギアス 反逆のルルーシュR2』TURN21 「ラグナレクの接続」より)

苦しいけれども

僕は、この台詞の泥臭さがとても好きです。

シャルルが求めた、誰もがありのままで自然に共感しあえる・理解しあえる世界は、とても単調な世界になると思います。何も言う必要も伝える必要もないので。
そういった世界は、人間と人間の可能性をあきらめた世界なのかなと思います。

確実に平穏になるという点で魅力的な世界観だとは思うのですが、なんとなく悔しく感じます。

期待しないことはとても重要と受け止めていますが、期待しない上でそれで何とかしていく気持ちは無くしたくないです。


就活をしていてとても感じたのですが、
自分を偽る、無理する必要が出てくることは多少なりともありました。プライベートでも、インターンでも。
苦しくはありましたが、そうした行為は自分を、望んでいた方向に後押ししてくれたと思っています。

もしかしたら、その望んでいる方向自体が嘘っぱちなのかもしれません。
でも、それが嘘か本当は、最終的には自分が「決める」ものだと思っています。

来年から社会人になります。偽る機会もたくさん増えると思います。
それでも、前向きに自分の願いのためにあがいていきたいです。

もし、沈みそうになったら、その時はcotreeのカウンセリングを使おうと思います。

***cotree advent note***


※余談ですが、コードギアス内での価値観の対立を、主人公・敵を逆にしたの作品が、「PSYCO-PASS」なんじゃないのかなあと思っています。どっちもほんとに面白かったのでぜひ見てみて下さい。



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