最適停止問題(ちょっとためになる)
突然だけれど、週刊エコノミスト5月30日号は、投資信託特集号でした。最近ファンドや株式にビビビッとくるおっさんなので、早速dマガジンでダウンロードし、熱心に読んでしまいましたが、投信の話はまあ別の機会に、として(いや特に書かんけど)、その巻頭エッセイに、面白い記事が載っていました。池谷祐二さんの記事。
三者択一を求められたとき、例えば3社あるうちの1社と取引をする場合、どの会社を選択すればいいのか、一番優秀な会社を選択する方法は、という記事でした。
それによれば、まず最初に面談した1社はすべて断る、次に面談した2社目が、先ほどの1社目と比較して明らかに秀でていたら、この社に決める。2社目が明らかに先ほどの1社より劣っていたなら、3社目と面談し契約する。
ただそれだけだそうです。無論、数学的にはという前提でしょうけれど、ね。これで優秀な会社と取引できる確率は50%。最適停止問題、というらしい。
N値(N社、N人)を使うと最善の選択が数学的には可能だとのこと。複雑な計算もあるのですが、有能な秘書を雇い入れる時の面接を想定してか、秘書問題とも言うようで、なんだか面白そうな単語ですね。ググってみてください。いろいろ出てきます。
大切なのは、企業契約や人員採用のときだけじゃなくて、お見合いや、今付き合っている人と結婚すべきかという、人生の色々な局面においても応用できると言うこと。
例えば、今付き合っている人とは、きっぱり別れる。次に会った人が前の人より確実に上玉だったら、詮索せずに即結婚。前の人より劣っていたら次の人と付き合い比較する。
これを読んでいるあなた(未婚の女子)は、なかなか「エコノミスト」なんて読まないかもしれないから、憶えておいてね。役に立つかもよ。