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「図解 コレ1枚でわかる 最新ITトレンド」(著 斎藤昌義)

 最近、「デジタル・トランスフォーメーション」、「5G」、「AI」、「IoT」、(一緒にして良いのかわかりませんが)「ポストコロナ」、「ウィズコロナ」など、デジタル化を推進し、生産性の向上を図ろうという時代の流れをひしひしと感じます。

 7月9日の日経新聞の特集(記事を書くのに3日間もかけてしまいました。既にスピード感ゼロです…)

危機を好機にーポストコロナの海図 変わる世界経済 日本も勝機

を読むだけでも、

竹中平蔵氏 ”5Gの生活様式へ デジタルシフト急進的に”
”働き方・教育でも変革加速へ”
”デジタル社会 加速の時期”

など、これでもかというほど、これらの要素がちりばめられています。

 私も、デジタル化の推進により業務の効率化をしたいとは思いますが、具体的に何をしているかというと、多少ウェブ会議やテレワークをしている程度で、デジタル化とは程遠い状況です。
 そもそも、デジタル化と言って具体的に何ができるのかもよくわかっていないので、「図解 コレ1枚でわかる 最新ITトレンド」(著 斎藤昌義)を読んでみました。

 この本は、わかりやすくもあり、私の前提知識不足でやや難解な部分もありました。
 いろいろな技術があり驚きでしたが、例えば、将来は、債権回収用のAIが開発されたりして、

手持ちの資料を取り込むと、この債務者はどこに財産を有していそうかをAIが推測し、調査のために必要な文書を作成してくれる

等のようなことができるようになったりするのでしょうか。

 このスライドを見ていて、連続する作業の自動化と関連して思ったのですが、

消費者金融業者から受領した取引履歴をスキャナーで取り込むと、自動的に利息制限法の利率に照らして再計算し、過払金の有無や残債務の額を計算してくれる

くらいのことは今でも技術的に簡単にできるんですかね?今は、事務員が取引履歴を見て、手入力でExcelに打ち込んで引き直し計算をしていますが、地味で大変な作業です。

 他にもいろいろと妄想しながら読んでおり、せっかくなのでその中のいくつかを披露しようかとも思ったのですが、陳腐な話ばかりなので辞めました。

 あまり空中戦のような妄想ばかりしていても仕方が無いので、業務に使えそうなソフトウェア探しやサーバーのクラウド化など、自分でも手の届きそうな範囲のことから進めて行きたいと思いました。
 ITのことも、引き続き色々勉強しなければならないと決意させられた一冊でした。

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