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看護師からCAに転職した私が、CAになるまでにやったこと。

CA(キャビンアテンダント)と聞くと華やかな職業に思われることも多く、いまだに人気職業のひとつです。CA試験の倍率は、30倍〜50倍と言われています。

またCAになるためには、語学堪能、容姿がきれい、外国語大学を卒業したほうがいいなどいろんなイメージを持ち、「自分には無理だ」と受験する前から諦める方もいるのではないでしょうか。

私もCAになる前は、本当に自分に自信がなく
憧れだけど、英語もできない、上品でもない、きれいでもない、
受験しても「無理だろう」と思っていた一人でした。

入社試験では、一次試験で何度も何度も落ちました。
しかしどうしても諦めることができず、チャレンジし続けた結果、看護師からの転職に成功。

今回は看護師からCAに転職した私が、CAになるまでにやったことをご紹介します。


1. CAに転職するまでにやったこと6つ

1-1 エアラインスクールに通う

どうすればCAになることができるのか全く分からなかった私は、
まずはエアラインスクールに通いました。

エアラインスクールとは、CAやグランドスタッフなど航空業界を目指す人の就活対策に特化した学校です。

元CAが講師をしていることが多く、航空業界を受験するときに必要な身だしなみ、エントリーシートの書き方、面接対策など実践的なことを学べます。

またエアラインスクールに通えば、同じ目標を志す仲間にも出会うことができるため、情報交換をしたり、相談したり、内定した卒業生から、航空会社の生の声を聞いたりすることもできます。

私は一人で頑張り続けることが難しい性格なので、
エアラインスクールで同じ目標をもつ仲間に出会えたことで、受験に落ちた際に励ましあったり、
モチベーションを維持したりすることができました。

まわりに同じ目標を持っている人がいない、CAを目指したいけど、何をどうしたらいいのか全く分からないという人は、エアラインスクールに通ってみるのも一つです。

1-2.英語の勉強をする

CAといえば「英語を話せるのが当然」と想像する方も多いのではないでしょうか。

多くの方のイメージ通り、日系航空会社ではTOEIC600点以上程度の英語力を求められることが多く、
英語で面接をする会社もあります。
外資系の航空会社では英語での面接・訓練になるため、さらに高い語学力が必要です。

私の場合、英語が大の苦手でした......。

そのため、英会話教室に通ったり、英語の参考書で勉強したりもしましたが、
オススメは語学留学やワーキングホリデーです。

なぜかというと、現地で生の英語を学ぶことができるのはもちろん、
外国人の友だちを作ったり、生活したり、文化を学んだり、
とにかく英語から逃れられないからです(笑)

ワーキングホリデーであれば、語学を勉強しながらアルバイトも可能です。
私もワーキングホリデー制度を利用し、オーストラリアに1年間滞在しました。

また海外での経験は、何ものにも代えがたい大きな財産となり、
「海外で生活をした」という自信が少なからず面接でも表れると思います。

今の時代は、格安のオンライン英会話もありますし、You Tubeやアプリなど日本にいても語学力向上のための手段はいくらでもあります。

CA受験を突破するためには、語学力向上にまずは取りかかることが大切です。

1-3.普段から身だしなみに気を遣う

CAは会社の看板となるため、
CAの印象=会社の印象といっても過言ではありません。

航空会社の顔としてお客様と接しますので、
誰がみても、清潔感のある身だしなみが必要です。

たとえば髪型はシニヨンか夜会巻きが基本。
髪の毛の長さや色など、かなり厳しい基準が設けられています。

メイクやネイルの色、爪の長さなども会社によって規定が決められています。

制服に関してはシワ、シミがないか、サイズ感は体型に合っているか、
靴が汚れていないかといった点に注意しなければなりません。
全てにおいて、誰がどこからみても印象良くみられるよう気を抜けません。

そのため普段から流行りのメイクや服装ではなく、
CAっぽいメイク、髪型、服装を心がけるといいと思います。

私も受験生のときは、いつ募集が出ても受験できるよう黒髪にしたり、
オフィスカジュアルのコーディネートを意識したり、ヒールを履くようにしたりするなど、心がけていました。

1-4.CAになった友人、先輩に話を聞く

もし、あなたのまわりにCAになった人がいれば積極的に会いに行き、
話を聞くといいでしょう。

内定するために何をしたのか、実際にどのようなスケジュールで働いているのか、大変なこと、人間関係など、理想の人の話を聞いたり見たりすることで、
CAという職業が身近に感じられ、ビジョンが明確になります。

そして「絶対にCAになるんだ!」というモチベーションの維持にも繋がるでしょう。

私は一足先にCAになった友人や、知人からの紹介で元CAの方に会いに行ったり、
空港を歩いているCAに話しかけ、一緒に写真を撮ってもらったりしていました。

1-5.空港に行く(飛行機に乗る)

空港でその雰囲気を味わうと、よりリアルに働く姿をイメージしやすいです。

可能であれば、飛行機に乗る機会を作りましょう。

以前、私がCA受験で落ち続けていたときは、飛行機には年1回しか乗らなかったので、空港や飛行機を身近に感じておらず、正直なところ、CAとして働く姿を想像できていませんでした。

しかしオーストラリアに滞在してから、一人で飛行機に乗る機会が増えたため、
飛行機に乗ることが当たり前になっていたのです。

実際にCAの働く姿を見ることで、機内での業務を学ぶことができますし、
本当に働きたいのか、自分の心に確認することもできます。

また、航空会社により雰囲気も全く異なるため、企業研究もできます。

なかなか飛行機に乗ることが難しいという方は、空港に行き雰囲気を味わうだけでも気分が変わりますし、面接のネタ作りにもなるので、積極的に足を運ぶといいと思います。


1-6.メンタルを整える

乗務中に緊急事態が発生した場合には、保安要員として冷静沈着に行動し、
お客様を安全に脱出させるという責務があります。

そのため、どんなことが起こっても落ち着いて適切な判断、行動ができる人なのかという点は、CAに必要な要素でもあるため、面接でも見られています。

また、面接会場にはたくさんの魅力的な受験生がいます。

「あの人素敵だな」「あの人きれいだな」とまわりに圧倒され、
気づけば自信を失っている......ということもありえます。

私はまさにそうでした(笑)。

「絶対に入りたい!」という会社の面接でまわりに流されず、
本来の実力やあなたの良さを発揮するには、
メンタルを整えることがとても重要になります。

オリンピック選手が強力なライバルやプレッシャーのなかで、
本来の実力を発揮できているのは、メンタルトレーニングを行っているからです。

私の場合は、周りと比較しても落ち込むだけなので、他人と比較せず、
「自分のベストを尽くす」ことだけを考えて試験に臨んでいました。

いろいろな方法がありますが、いつも自分の心をコントロールでき、
前向きな考え方を身につけることは、内定をつかみ取る一手になると思います。

2. まとめ


残念ながらCA受験は「努力したからといって必ずしも内定する」というものではありません。

しかし「ここまで努力した」という気持ちは、実際の面接で
自分を信じる力になるのは間違いありません。

私はCAになって大切な仲間に出会い、
大好きな飛行機で働くことができたことやいろんな場所に行けたことは
人生の宝物になりましたし、諦めなくてよかったと心から思っています。

数ある職業のなかから、CAになりたいと思った気持ちを忘れず、
ぜひ、夢をつかみとってください!

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