見出し画像

ユニオン。June.20.2020


こんにちは!3度のメシよりブラックが好きなサノ☆ユタカです。

今日は真面目な話をします。

ついにアメリカではトランプの息の根を止めることになりそうなBlack Lives Matter問題。

大御所PUBLIC ENEMYパイセンの新作カッコ良し。このマスク欲しいな。



リリックはこれ。

画像3

ガーサスです。

この曲はここで無料ダウンロードできるっす。



日本ではまだSNSに共感の表明をしただけでも違和感があるとか言い出だす人が多いよな。



だけど冷静に考えたら日本ほど、黒人・外人・性に対する差別がひどい国ってないよな。

そもそもオレだって、ぶっちゃけ黒人が握った寿司食えるかって言われたら自信ないもん。

っていうか寿司に至っては今でもまことしやかに 女の握った寿司は・・・とか言って女性の職人すらほとんどいないよな。

オレはたまたま行きつけの新橋の寿司屋の一番弟子の女性が独立してやってる寿司屋に通わせてもらってるけど、他に女性職人の寿司屋なんて見たことないしな。



オレは広告屋だけど、今でもクライアントの宣伝部から「うちの会長は外人嫌いなんでモデルは日本人でお願いします。」とか普通に言われるし。

外人モデルを選ぶときに宣伝部の人が「あ、黒人はちょっと・・・」俺がすかさず「え?今21世紀ですけど大丈夫ですか?」と言うと代理店の営業の人が苦い顔して「〇〇の会長さん黒人NGですもんね。」これ、20年前とかじゃなくて今の話だからね。

例えば車のCMでニッコリ笑った白人モデルが出てるけど黒人の出ているの見たことある?車のカタログ取り寄せて白人じゃないモデルが出てたことある?

日本は差別がないなんて思ってる奴はお花畑すぎるっす。


まあ一言で言えば麻生太郎の言ってることの真逆で、日本人は”民度が低い”わけっす。残念ながら。


特に日本はエンターテイメントとか広告に関しての”民度”が低すぎ。

それは日本にはやっぱり”ユニオン”がないことがデカいと思う。


海外ではほぼ全ての国でタレントもカメラマンや監督、照明、音声さんなどのスタッフも”ユニオン”に属しています。ユニオンって言うのは組合ね。

”ユニオン”にはルールがあって、例えば一日8時間を超えて撮影する場合にギャラが1.5倍になりますよとか。昼ご飯には1時間必ず時間をとってそれが朝ご飯から4時間後っていうのに5分でも遅れたら罰金を払うとか。子供を撮影するにはティチャーをつけなきゃいけないとか。

これ日本にはありません。それどころか海外で日本のCMの撮影をする時には”ユニオン破り”をするのが常識っす。つまりユニオンに入っているスタッフで仕事をすると高いからユニオンに入っていない”安い”スタッフを使ってコソコソ撮影をするわけっす。日本人はケチだから。

っていうか、俺たちCM監督も含め日本の広告界ではそもそも契約書っていうモノを使いません。口約束のみ。いまだに。信じられる?


ユニオンに守られている海外ではタレントが広告に出るとなった時に政治的発言をしちゃいけないなんて契約的にありえないわけです。海外なら、そんな企業だってばれたらあっという間に不買運動が起こるよね。ところが日本では普通にそういう恥ずかしいことがまかり通っている。

海外ではBLMに発言しないようなクライアントとは仕事しないぜっていうのが今や最もクリエイティブな広告代理店の立ち位置なんですが・・・


グローバル化なんて言葉いまさら感しかないけど、結局日本はグローバル化されてることがほとんどないんだよね。

日本の”ルール”って海外では通用しないことばかりだから。


サノ☆が今年ワシントンでリポビタンDのCM撮影をさせてもらった八村塁くんも今日チームの仲間とワシントンでデモに参加していたね。


塁くんの着ているTシャツいいなあ。






ところで、日本のファッション界もやっと動き出したようです。

このTシャツ買ったらブラックアメリカンコミュニティの未来に投資をする慈善団体に寄付されるそうっす。

画像1


海外発でいいなって思ったのはこのブラックサバスモノ。

レイジアゲインストザマシーンのトムモレロのお手製がブラックサバスの公式になっちゃったこれね。


画像2



まずは好きなデザインを着てみるくらいでたのしく参加するっていうのも、ありだね。まじで。













この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?