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ロンドンひとり旅行記③アクシデント編


#わたしの旅行記
というのを見かけたので
私も便乗し、
18歳でロンドンへひとり旅した時の話をしてみようと思う。
(1週間弱の小旅行ではあるが)

①出国までの簡単な経緯はこちらで紹介しています。▼


②印象的な出来事の話▼


◎ 徒歩15km


ロンドンの観光中、
移動にはもっぱらバスを利用していた。


というのも
移動手段がバスか地下鉄で、

地下鉄が割と高いことと
あの、
ロンドンといえば!な2階建てバスに乗りたい!
というのがあったからだ。


この日、
私は宿泊先から比較的遠めの
数カ所を観光する予定で、
朝早くから出発していた。


観光はめちゃくちゃ順調。

だったのだが、

目当てのもの全て回り終え、
帰ろうかと思った時、

スマホの充電がなくなってしまった。


*このnoteで私の年齢を書いたことはないが、
18歳時点でスマホが当たり前に存在している
時代の人間である。


いや、でも大丈夫。

私はこの旅行のために
モバイルバッテリーを買ってきたのだから。

そう思ってカバンから
モバイルバッテリーを取り出した。

が、

ケーブルがない。

まさかの
モバイルバッテリーとスマホを繋ぐための
ケーブルを忘れてしまっていた

これでは充電することができない。

正直、この旅行中はスマホに頼りきりだった。
行き先を調べたり、地図を見たり、バスを調べたり。

スマホがあったからこそ、
バスをいくつも乗り継いで
遠いところへも観光に来られたのだ。

ただ幸い、日没までには時間があった。

そしてもうひとつ、
幸いなことに
私は簡単な地図をプリントアウトして持ってきていた。

この旅行で訪れる場所全体が入ったものだ。


旅行前、母に
何かあった時のためにと
地図や日本大使館の場所・連絡先
を持ち歩くよう言われていた。


母の偉大さを感じながら
A4用紙にコピーされた地図を見る。


けれど、

なにしろこの地図が
この旅行で訪れる場所全体が入ったもの
だったため、

細かな道や小さな駅、バス停なんかは載っていない。

わかるのは
宿泊先の方角と
その間にある大きめの地下鉄の駅数カ所。

そして、
ここから宿泊先までが20km近く離れている
ということだけだ。


ここで、本当なら

今わかる「自分の場所から1番近い地下鉄の駅」を探し、乗る

というのが
最も早くて安全で最良の方法
だったのだけれど

なぜかその時の私は、

あくまで地下鉄は最終手段

と考え、
バスに乗ることばかり考えながら
宿泊先の方角へと歩き始めてしまう。


その道中、
大きめのショッピングセンターを見つけ、
寄ってみた。

若さゆえの強心臓か、
帰り方も定まっていないまま
私はそのショッピングセンターで洋服を見たり
いくつかお土産を買ったりもした。

その後、
スタッフらしき人や
バスの運転手さんなど
いろんな人に、

〇〇駅(宿泊先ホテルの最寄り)まで
バスで帰る方法が知りたい

と尋ねてみたが、
みんな

え、バス?

みたいな反応だった。
バスの運転手さんも、
自分の持ち場じゃないので…という感じ。

みんな優しくて、
詳しそうな人のところへ
連れて行ってくれたりもしたのだけれど
結局わからずじまいだった。

まぁ冷静に考えれば
それもそのはず。

だって来る時に
いくつもバスを乗り継いできたのだから。


突然尋ねて、

このバス停で乗り換えて、
その後このバス停で乗り換えたら着くよ

なんて、20km近く離れた地点のことを
説明してもらえるはずがない。

仕方なく、
私は再び歩き始めた。

持っている地図と
街中に立つ地図とを何度も照らし合わせながら、
方向を確認する。


明日以降に観光予定の場所を
いくつも横切ったのはなんとも虚しかった。
こういうのは観光日に初見で感動したい。(笑)


歩き始めて数時間。

あたりがだんだん薄暗くなり
さすがの私も
心細く感じ始めた頃、

ようやく
宿泊先方面へ向かうバスを見つけた。


ホテルに到着し、
スマホを充電してから調べたところ

迷いながら歩いた距離、
およそ15km。


何はともあれ、
無事に帰り着けてよかった。

続く▼

◎ロンドン旅行のミニエピソード


ーーーー

〜余談〜

めっちゃ余談なのだけど

あの、
海外の人たちが寒さに強いの
なんなんだろう。

前から思ってたけど

来日してる外国人もそう、
私が海外に行ってもそう。

私は長袖、
彼らは半袖短パン、みたいな。

何か科学的な理由でもあるのだろうか。

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