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【パナマ運河 喫水制限強化を延期】




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山王物流🏢 ゴタンダです!



少し前に【パナマ運河の水不足による影響】にてお伝えしました、今年に入り断続的に水不足が続いていたパナマ運河ですが、6/27付の日本海事新聞によると喫水制限の強化を延期するという記事がありました。

喫水とは・・・船舶が沈んでいる深さになります。
喫水制限とは・・・喫水の制限なので、船舶の沈む深さの制限となります。

日本海事新聞によるとACP(パナマ運河庁)は6月25日と7月19日から段階的に喫水制限を強化する予定でしたが、降雨によりパナマ運河の中央に位置するガトゥン湖の水位が回復傾向にあることから延期を決めたそうです。

具体的な延期期間については、ACPは明示していないがガトゥン湖の水位を引き続き監視し、今後の喫水制限について適宜発表するとしています。

ガトゥン湖を航行するコンテナ船


パナマ運河では、降水量不足により主要な水源となるガトゥン湖の水位が大幅に低下し平時のネオパナマックス(パナマ運河を航行できる船の最大の大きさ)型の最大喫水である15.2mから2m浅い喫水制限が続いており船舶への影響が懸念されています。

パナマ運河を航行する大型船

パナマの雨季は5月~12月頃ですので、水位の回復が期待されているが、エルニーニョ現象により、下半期も降水量が減少する可能性が高いとされており、パナマ運河の水不足が長期化する可能性もあります。
 

前回もお伝えしましたが、パナマ運河は世界の海上交通の約6%を占めており、航行する船舶の大半は米国、中国、日本のものです。

 
水不足が長期化すれば日本への影響も出てきますので、パナマ運河の状況に注目です。

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