見出し画像

三宮つばきが好きな本

こんにちは、三宮つばきです。
今日は読書好きな私が好きな本を紹介したいと思います!
興味を持っていただきたいのであらすじも書いていきます😌

人生とは何か

皆さん一度は「大切なものは目にみえない」という格言を聞いたことがあるのではないでしょうか?
あるいはあまりにも有名な思想なのでわざわざ口に出すほどの事でもないというくらいこの言葉は現代に馴染んでいます。

実はこの言葉はとある飛行家が提唱した一つの哲学です。その哲学を伝えるために書かれた本こそ『星の王子さま』であり作者のサン=テグジュペリはフランス人飛行家でありながら執筆活動もした聡明な方です。

有名な本ですが軽くあらすじを説明します。

主人公が1人で操縦する小型飛行機が故障しサハラ砂漠に不時着する所から物語は始まります。砂漠の真ん中に独り取り残され途方に暮れる主人公の目の前に突如男の子が現れます。

彼は自分は「とある惑星の王子さま」だと名乗り、地球に来た際に宇宙船が壊れてずっとこの砂漠にいたのだという事を教えてくれます。

画像1

王子さまの星の規模感はこのくらいでとても小さく地球とは全く異なる星です。この挿絵からもわかる通りこの小説はファンタジーです。

飛行機を修理する主人公の傍ら、王子さまは自分が出会ってきた他の星の住人の話や自分の星について語ります。子供らしい皮肉も効いた表現で面白おかしく変な人たちの話をしてくれます。

その中で王子さまは自分の星に咲いている一輪のバラの話をします。しかし地球にも同じ花があるとわかり特別な花で無かったことに失望した王子さまはバラの事などどうでも良くなってしまいそうになるのですが…美しいと思い精一杯世話をしたバラはやはり愛おしく、自分にとって一番のバラなのだと悟るのです。
「大切なものは目に見えない」
大切なものとは、感情であったり時間であったり様々なものを指しています。

人生とは何か?愛とは何か?大切なものは物質ではないというサン=テグジュペリが辿り着いた哲学を物語にした一冊をぜひ読んでみてください🌟

小説という芸術

明治の文豪 夏目漱石の傑作『こゝろ』
私の本棚に唯一残り続ける一冊です。

あまりにも有名かつ国語の課題にもなっているので内容を知ってる方も多いと思います。
『こゝろ』は小説の中でも純文学というジャンルに属していて活字嫌いが一番嫌厭するタイプの小説です(笑)

純文学というのは展開の面白さやストーリーのワクワク感よりも、日本語としての美しさや文法の華麗さや比喩表現の独創性を重視した芸術寄りの小説を指します。

画像2

『こゝろ』は一冊の中で上中下の3部に分かれています。
上:先生と私 中:両親と私 下:先生と遺書

「私」というのは主人公で、上と中は主人公の主観で物語が進みます。「先生」というのは実際に主人公の通う学校の教師ではないのですが、主人公は敬意をはらって先生と呼びますし「先生」の名前は結局主人公からは語られずずっと「先生」のままです。

下の章に入ると先生はすでにこの世にはいません。先生が主人公に宛てた遺書がこの章の全てになります。そしてなんとこの章は小説の半分を占めます。遺書には先生の半生が長々と綴られておりそこには誰にも明かしてこなかった秘密が書かれています。先生の生い立ち、境遇、誰にも明かさなかった重大な秘密がわかるうちに先生のミステリアスな部分や苦悩や謎めいた発言の真意が明らかになっていきます。

実はこの遺書は夏目漱石自身が明治という時代に向けた遺書だといわれています。天皇が崩御し大正へ変わる時代のはざまで自分の人生を色濃く飾った明治という概念への決別と、先生が遺書を書いた決意を重ね合わせているということです。

名だたる文豪を生んだ激動の文学時代に生まれた日本純文学の最高傑作である一冊をぜひ皆さんにも読んでほしいです!

犯人は誰か

最後に紹介するのは推理小説の代名詞『オリエント急行の殺人』です。
作者はアガサ・クリスティーというイギリスの女性で「ミステリーの女王」と呼ばれるほど推理小説の権威的存在です。

オリエント急行というのはトルコとフランスを繋ぐ列車で食堂車を兼ね備えた寝台特急です。
そしてこの列車に探偵のポアロがたまたま乗り合わせ、そこで同じ車両の男性が殺害されてしまいます。列車は途中で止まり警察も動く騒動に。

同じ一等車両に乗っていた乗客や客席乗務員を容疑者としてポアロは警察と共に犯人捜しを始めます。

個性的で国籍も違う人々、全員の話に食い違いはないものの誰かが嘘をついている…誰か?疑いだすと全員が怪しく思えるのに決定的な証拠はなく謎が深まっていく中、ポアロはわずかなヒントも見落とさずすべての手掛かりを繋げていき驚くべき結論を導きだします。

画像3

この小説は事件解決への華麗さが高く評価され映画にもなっていますので、実のところ結末はネタバレされまくっており有名です。

その結末を事前に知っててもなお、いや知ってる方が楽しめるくらい意外性に溢れたトリックで読者を心からワクワクさせてくれます。殺人事件という非日常を楽しみたい方はぜひ読んでみてください📚

最後に

どうでしたか?
著名な本ばかりですので皆さんももちろん知ってるタイトルだったと思います。

本は面白くなければ出版されません。なのでこの世に面白くない本などないと私は思っています。そして選りすぐりに面白い本は売れますので有名になります。

結局有名な本は面白い事が確約されているに等しいのです。
「タイタニック」や「ハリーポッター」が面白いように…

皆さんも面白い本に出合いたいならまずは「売れてる本」をお勧めします❣️

今日も最後まで読んでくれてありがとうございました。あなたの最初で最後の推しになりたい。三宮つばきでした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?