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「エッセイ」と映画感想 『SEE HEAR LOVE 見えなくても聞こえなくても愛してる』

先日から親知らずが痛い。
きりきり、きりきり……
歯医者に行けって?
この歯、痛むはずがないの。
だって神経抜いてあるんだもん。
以前頂いた「ロキソプロフェン」飲んで「トラネキサム酸」飲んで「ムコスタ」飲んで、ビール飲んだら効いた?利いた?(笑)目がまわった(笑)
薬が効いたのか、ビールが効いたのか……
そんなこんなで今度は胃が痛い(苦笑)
来月予約してある歯医者、早めにしようかなと久しぶりにネガティブな朝(笑)
思考回路は崩壊Chu
だから自分の作文が書けないので映画の感想でも…


友人のろう者の娘ちゃんが
「お母さんが観てくれないから、sanngoちゃん代わりに観て感想送ってね~」
って言われてたのに恋愛映画が苦手でずっと放ったらかしにしてた一作。これがサスペンスだったら直ぐに観たのになぁ〜。
申し訳ないm(__)m ごめん。
で「まだ〜?」って、急かされたのでAmazonプライムでやっと観た(苦笑)

前半だけネタばれを含むので、そのおつもりで。


(大雑把なあらすじ)

漫画に情熱をかける漫画家 泉本真治(山下智久)は、自分の漫画が映画化される寸前に倒れ「急性緑内障」にかかり失明する。
同時進行で泉本の漫画「ONLY FOR YOU」の大ファンの相田響(新木優子)が映し出される。響は生まれながらのろう者だ。
泉本は失明によって漫画が描けなくなって荒んだ生活を送り始める…
そこへ泉本の漫画「ONLY FOR YOU」の大ファンだった響が泉本のアパートへ押し掛けることから物語は展開していく。

私は小学校低学年の頃「ヘレンケラー」の伝記を読んでその偉大さに尊敬する人は?と聞かれると「ヘレンケラー」と答えていた。
今は「サリバン先生」が偉大だったのだと思う。
井戸の水をヘレンの手に流し、
「ウ、ウォーター?!」
と水を教えたシーンは、あまりにも有名だ。

冒頭、目の見えない泉本と耳の聞こえない響のコミュニケーションを観て先ずそれを思い出した。

泉本は見えないから響が訪れて来ても分からない。(響は声を発せられるが決して喋らない)
一方、響はまだその時、泉本が「見える」と思っているから画用紙に伝えたい「ことば」を沢山書いて行ったのだ。彼に見て欲しくて。
切ない、もどかしい、苦しい、辛い以外のなにものでもない。
ところが、二人は恋に堕ちていく…

障害を乗り越え、現在の道具を使いコミュニケーションをはかり心を通じ合う。

うーん、恋愛映画好きには、たまらないと思う。
なにしろ二人の絵面が美しい。

愛し合う二人は結婚を決意する。
ダイヤモンドの婚約指輪を買う為に山P元へ泉本が売ったものは漫画家としてのプライド。「ONLY FOR YOU」のストーリー変更だった。
しかし、その漫画を愛していた響は…

まるでO•ヘンリーの「賢者の贈り物」の世界だ。
「ONLY FOR YOU」のストーリーの変更を責める響に
漫画家としてのプライドを捨てた泉本の言葉が切ない。

「だって生活していかなければならないんだ。俺達は普通じゃないんだから!」 

誠実に一途に一生懸命に愛し合う二人に更なる悲劇が襲いかかる。果たして二人の恋の結末は…
この後は、ご自分で観てください(笑)


ま、このくらい書いておけば娘ちゃんも許してくれるだろう。
泉本の祖母の夏木マリが脳梗塞の後遺症を抱える役なんだけど、その演技が圧巻!それを観るだけでも価値ある1作!

でも恋愛映画は私はやっぱり苦手だ(笑)
恋は自分でするものだと思う。人の恋を参考にしたり羨んだりする時間は私にはもうない(苦笑)
丁寧に描かれた映画だったことは確かだ。
個人的には三浦春馬新垣結衣「恋空」の方が好きかな?
まぁ、これも人に勧められて観たんだけどね(笑)

秋の夜長に恋を欲している方は是非…


きりきり、きりきり…
歯と胃が痛い。
生きてる証拠だ、痛むってことは。



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