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音の世界と音のない世界と視えにくい日。

まったく視えなくなるorまったく聴こえなくなる

の究極の二択があるとしたら、迷わず【まったく聴こえなくなる】を選ぶと思う。見えれば手話や筆談をすれば良いし、生まれてこのかた【正常なきこえ】というものをまったく経験したことがないので、音がないことに対する抵抗感は小さい。

でもそのぶん【視ること】に神経を研ぎ澄まして生きているので、視えなくなってしまったらもうどうしたら良いかわからないと思う。

だというのに。

目を覚まして、トイレを済ませて、歯を磨いて、「さぁコンタクトをつけよう」とコンタクトケースをあけたら、右眼に入れるはずのハードコンタクトがひび割れていた。ハードコンタクトに予備はないし、裸眼視力は0.03なので矯正しなければ社会生活を送れない。

しょうがないので今日は眼鏡で一日過ごしているのだけれども、わたしの眼鏡は家でのんびりするとき用に度数を合わせているので、0.3くらいしか視えない。

駅で改札を出てもなおD5番出口がどちらにあるのかは掲示板に近づかないと視えないし、人との距離感も掴みにくいのでターミナル駅ではいろんな人にぶつかりそうになる。眼鏡をつけていても、この世界で生きていくのは不便だ。

あとやっぱり、相手の口を読み取るのに視力0.3では厳しい。遠近感が掴めないから、相手の口を読み取ろうと頑張っていたら背景の情報が全く掴めないし、そもそも口を読み取るのも難しい。

視えないぶん聴き取るみたいなことができないので、不便だしやっぱり不安感が大きい。

おうちの中で過ごす分には全然問題なかったけれど、こういうときのためにメガネの度数ももう少し強くしてもらわないとな。

そんなわけで、この師走の慌ただしいなか【眼科に行く】というとても重要なタスクができてしまいました。はやく、みえるようになりたい。

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