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vol.2:コーヒーの香りは、幸せの香り。【Loca-cafe・下灘珈琲】
珈琲は、絶対に深煎りが美味しいと思うんだ。
飲まず嫌いをしていたブラックコーヒーを「美味しい」と思うようになったのは、兵庫の山奥にある大学院で過ごしたあの夜のこと。それが本当に好きな味だったからなのか、好きかもしれないと思っていた人に淹れてもらったものだったからなのか、あの夜研究室中を満たしたコーヒーの香りは、わたしを幸せな気持ちにさせた。
あれからカフェでもブラックコーヒーを好んで注文するようになり、ハンドドリップをするようになり、気づいたら我が家にはコーヒーミルまで常備された。理由は、「コーヒーメーカーを買いに行くのが面倒だった」ただそれだけなんだけれども、コーヒーが好きだった亡き祖母の部屋から持ってきたミルは可愛いし、ハンドドリップしたコーヒーは美味しい。(なお、焙煎機もあるらしいけれど、今度こそ置く場所がないのでこの辺で止めておこうと思っている)
どうやらわたしが苦手だと思っていたのはブラックコーヒー自体ではなく、コーヒーの酸味であることも徐々に分かってきたここ最近。あの頃、夜な夜な飲ませてもらっていたコーヒーが深煎りコーヒーだったことを知ったのも、ここ最近。
今回の愛媛旅でも、美味しいコーヒーに出会ったので忘備録というか備忘録として残しておこうと思う。
Loca-cafe 宇和米博物館
松山市内から、車で約2時間。宮城でいう塩釜や白石のような田舎の元城下町。ICを降りるとコンビニよりも先に道の駅が見えてくるようなのどかな町の高台に佇んでいたのが、この宇和米博物館。宇和町小学校の跡地を活用したこの施設にある日本一長いと言われる廊下をまっすぐ歩いていくと、Loca-cafeが見えてくる。
所属しているオンラインコミュニティ #旅と写真と文章と でお世話になっているお姉さまから紹介してもらったこのカフェ。彼女いわく「米もコーヒーも、うまい」
お米の香りをより生かす、木製のおひつにわくわくが止まらない。
佐賀のお米と宇和町のお米の味比べ。私は、ほんのり甘みのある宇和町のお米が好きだなぁ。
お米の後にコーヒーはなんとなく抵抗があったのだけれども。お姉さまのオススメとあれば、いただかないわけにはいかない。
Loca-cafeのブレンドは、まいるど・ほろにが・にがにがの3種類。お店の方に「酸味が苦手」と伝えると、「とりあえずほろにがを飲んでみては?」と勧めていただいたので、ほろにがを。
全然酸っぱくなくて、それでも不思議とマイルドなLOCAブレンドほろにが
つい、お豆を購入してしまったほど美味しかったブレンド。このためだけに宇和町に行きたくなる。そんなコーヒーに出会えたのでした。運転してくれた友達に、感謝。
下灘珈琲
松山までの帰り道。愛媛のフォトスポットといえば絶対に外したくないJR予讃線の下灘駅へ。
憧れの下灘駅は、青い空から赤い空へと移り変わるところ。
— 🌻さんまり🌻 (@sanmari_store) February 25, 2020
観光列車『伊予灘ものがたり』の赤が海に映える贅沢な時間。#伊予灘ものがたり #下灘駅 #旅と写真と文章と #sanmari撮りっぷ pic.twitter.com/W85b1Qgvv8
ちょうど青空から茜色の空に移り変わるこの時間帯。青空の時間があんまりにも短くて慌ててシャッターを切ったら空が白飛びしてしまったのにちょっぴりがっかりしつつ。次回までに、もっとカメラと仲良くなりたいと誓った下灘駅。
帰り際、免許を持っていないわたしとの旅では必然的にずっと運転することになってしまった友達へ下灘珈琲をプレゼント。
コーヒーの香りは、しあわせの香り。#下灘珈琲 #下灘駅 #旅と写真と文章と #sanmari撮りっぷ pic.twitter.com/9UafIqszzT
— 🌻さんまり🌻 (@sanmari_store) February 24, 2020
オーダーが入ってからハンドドリップされる珈琲の香りに、思わず笑みがこぼれてしまう。
こちらも、浅煎り・深煎り・ブレンドから選べることもあって酸味を回避しつつもマイルドな口当たりのコーヒーを。
自分の好みが分かってから、コーヒー選びでドキドキすることが減ったし、好みの味に出会える機会が格段に増えたんじゃないかと思っている。自分の好きを知ることが、わたしの世界を幸せにしていくんだなぁ、なんて感じる今日この頃。
ブラックコーヒーが飲めるようになって、自分の好みが分かってきて、旅の楽しみがまた一つ増える。なんて幸せなことなんだろうなぁなんて思いながらニヤッとしちゃう松山までの帰路。
まさかの渋滞にはまってトイレに行けなくなり、トイレの我慢ができなくなったわたしたちが不穏な空気のまま松山駅のレンタカー屋さんに戻ったことは、ここだけの秘密。
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