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読書会( 第1回)

基本的に前回を引き継ぐ形で進んでいます。

今回は、読書会。

ブランディングとは?はて?と、手探りすぎたので、本を読んでから集まりました。

「読んでみてどうだった?」という当然の質問からスタートすると、2年目の彼女から「読むっていうか、眺めた感じなんですけど~」という回答。

え?波乱?波乱なの?

今回のメニュー
1、読んでみた
2、私たちの北極星
3、組織の「あり方」

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確かに、図解が多く「眺めた」という発言も理解できる。
できるけどさ。びっくりしたよ。

読んでみた


書籍を眺めたという彼女だが、
選んだ書籍は図解が主だったらしい。なるほど。

読んだ(眺めた?)うえで、
書籍が定義する2つのターゲットの関係性がわからなかった様で、議題に。

① ブランドターゲット:ブランドをイメージする象徴的なターゲット
② 戦略的ターゲット :売上を確保するためのターゲット

会社のブランドターゲットの中に、絶対に買ってくれるであろう2割の人がいて、それを戦略的ターゲットと呼ぶのだそう。
…理想と現実、ということ?

さて、この様な話をしているときに、書籍を読むうえで何が大切かということも議論した。
正しさを理解することや不明点を明らかにしていくことも良い。
でもそれ以上に「クライアントを想像している」ことが大切。
読んでおしまいでは「お勉強」、クライアントに活かして「仕事」になる。

仕事するために、書籍内から3つのテーマを選んで、次回のクライアントミーティングで提案することになった。


私たちの北極星

急に、少女マンガのタイトルみたいになりました。

というのも、「パーパス・ブランディング」という書籍を読んだから。
パーパスとは、存在理由のこと。
いつの時代でも会社や個人が存在する理由、つまり北極星の様なものに沿ってサービスをおこなうことをパーパス・ブランディングと呼ぶそうです。

面白いと感じたのは、
パーパスは、つくるのではなく「探し当てるもの」だということ。
既に持ち合わせていて気付いていないもの、その人や企業にとっての日常にパーパスはあると書かれてありました。

これは、SANKOがブランディングをお手伝いするときの感覚に似ている。
日常になっているために特別化しづらいものを皆持っている。
特別ではないと思っている。
「今さら言わなくても良くない?」という想いや考えを言語化させて、そうか、こんなに大切にしていたのか、と認識させることから始まる。

おかしいな…。
クライアントにはできるのに、自社にはできない。もちろん自分にもできていない。そういう点も含めて面白い。

そんなことを話しながら、我々のサービスや商品はどうあるべきか
という議題に移ります。


組織の「あり方」

パーパスに沿ってサービスを…ということだが、コミュニケーションの課題解決と価値創造をミッションに掲げる我々は、「これ」という決まった製品やサービスを持っていない。

そして、コミュニケーションのあり方は常に変化している。
変化の激しい市場において「これ」というスキルや知識はすぐに陳腐化してしまうよね。そんな話をして思いつくのは、ドラッカーが言うところの「何でもって覚えられたいか」である。

クライアントは、「何を頼むか」ではなく
「どんな会社に頼むか」「誰に頼むか」という思考になっている。

そして、会社は実態がない。
つまり、社員の日々のあり方、言動が会社のイメージ(ブランド)をつくっているということか。

結論:結局、ブランドは社員がつくっている。


まとめます


読書会、とても良かった。クライアントともできたら良いのだろうな、と感じます。
あれ?世の中の経営者が書籍を出すのって、そういうことなのかな!?

そして、これまで多くの読書を「読んでおしまい」にしていたかも。反省の多い会でした。

ブ長