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『ペンと家づくり』はじめます!!

こりない男の新たなチャレンジについて

昨日『ペンとフットボール』の10回にわたる連載が無事に終わりました。書き終えるコトができたのは、このnoteという場があったからだと思っています。改めて表現の場があることの幸せを実感しています。

というわけで、今度は家づくりに関する連載をはじめたいと思っています。いや、はじめます!

『ペンと家づくり』

ひねりのない、シンプルなネーミング。わかりやすい!手元に届けるのにわかりやすさは大切です!

経験したコトしか書けない、還元できない

なぜ、家づくりをテーマにしたのか?ボク自身が経験したからです。伊集院静さんもおっしゃっているように経験したことしか書けないし、経験値ってやっぱりそれだけで大きくて価値のあるモノだと思っています。経験したコトの方が書きやすいし、説得力が違ってきますからね。

ボク自身、家づくりに関してまったく何も知らない、まっさらな状態ではじめました。それがいい部分も悪い部分もありましたが、少しでも家を作ろうかなと思っている方のお役に立てればいいなと考えています。

『ペンフト」もそうですが、自分の経験を社会に還元できて、それで喜んだり笑顔になったりたのしんでもらえたら、これ以上の幸せは書き手にとってないわけです。『ペンフト』でその思いを実感できたので、こりずにまたやってみよう!と決意しました。

好きな人の思いを届けたい

そう踏み切れたのは、昨日、我が家を一緒につくってくださった建築設計ユニットjinroku×coboさんの完成見学会にお邪魔して、建築士の渡辺義行さんとお話をさせていただいた中で渡辺さんの家づくりに対する思いを、みなさんにもシェアしたいという思いがむくむくっと沸きあがってきて、これは伝えなければと思ったのです。

実は前々から思っていたのですが、なかなか伝えられる場所を見つけられずにいて、『ペンフト』を書いたことでnoteならば伝えられるんじゃないかと判断し、自分の中でゴーサインを出しました。

連載の開始時期はまだ決まっていませんが、せっかく渡辺さんから家づくりに関する熱い思いを昨日もいただいたので、連載のイントロ的な意味合いでご紹介できればなと思っています。

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ひゅーと飛んできてスポッとハマるわけにはいかない

家を建てる場所にお邪魔する。渡辺さんの家づくりの根幹になる考え方です。立てる土地に馴染みがある、ないに関わらず、新築するということは「はじめまして」なわけです。そんな新参者がデカイ顔して入ってきたら、だれでも怪訝な顔になりますよね。

できるならば「こんにちは」のあいさつをしたら、気持ちよく「こんにちは」と返してもらいたい。そんな思いが渡辺さんの中にあると感じ取っていて、だから昨日も「空いている土地に空からひゅーと飛んできてスポッとそこにハマるわけにはいかないんです」という表現をされたのだと思います。この考え方、好きです。

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70点をいかに愛せるか

この考え方もボクはしっくりきます。家づくりをすると完璧なモノを求めたがるじゃないですか。リビング、寝室、トイレ、お風呂、子ども部屋などなど、どの場所も100点のモノを作りたくなると思いますが、実際には予算などの兼ね合いでそうもいきません。

そこで70点の発想なんです。全体として100点は取れないかもしれないけど、どこかが100点ならば残りが70点でも建てた家を好きになれるはず。建てた段階で足りない30点は暮らす中で自分たちで点数を足していければいい。つまり、建てた時点で建てた後のたのしみを残すのが、渡辺さんの家づくりなんです。

建てたら、はい終わり!これって味気なくないですか?住む前も、住んだ後も、たのしめる。余白の残し方が絶妙なのが渡辺さんであり、jinroku×coboさんなんです。我が家も100点の部分があれば、70点の部分もあります。70点が不満かと言えば、まったくそんなことはありません。少しずつ少しずつ点数を足している感じです。

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できないことはできないと言います

ボクもクリエイターの端くれなのでクライアントさんから頼まれたら、なるべくできませんとは言いたくありません。でも、現実問題としてできないコトがあります。そこで、「できません」と言えるかどうか。大切なコトだと思っています。

昨日も家を案内してもらう中で、要望を汲んだところと「ごめんなさい」をした箇所が混在していることをお話ししてもらいました。たぶん、無理してできないこともないと思います。でも、どこかで無理をすれば、そのしわ寄せが別のところに出てしまいます。それって、お互いに幸せじゃないよね、というのがjinroku×coboさんのスタンス。

できませんは言いたくないのがプロ。ただ、jinroku×coboさんは言えるんです。そこは大きな強みだなと。なんでもかんでも受けるわけにはいきませんからね。同じプロとして見習いたい、取り入れたい姿勢です。

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今回はイントロ的な意味合いが強いので、3つの考え方の紹介にとどめました。連載では我が家の家づくりをサンプルに、もっと渡辺さんとjinroku×coboさんの家づくりを深掘りしていきます。カタチとしては渡辺さんにインタビューしながら進めていきます。ぜひお手に取っていただけるとうれしくて泣いちゃいます。

家づくりに関して一歩引いていたボクを前のめりにしてくれたjinroku×coboさん。ボクの好きな人たちを、みなさんに知ってもらえる。それだけでわくわくします。早くインタビューがしたい!!

おもいのままに。続けます。今日も呼吸ができた。ありがとう!

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