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たすけあい

ボクの好きな場所について

商店街が好きだ。ショッピングセンターや大型モールが嫌いというわけではない。むしろ、家族と利用するのに、特に子供がいると一カ所で用事が済むので重宝している。チャイルドシートに何度も乗せるのは手間なのだ。一度で済むとホッとする。

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昨日も布マスクを買いに商店街に出掛けた。少し人通りが戻ったとはいえ、まだ自粛の影響は色濃く残っていた。引き続き警戒が必要なだけに、みんな不要不急の外出は控えているのだろう。ある意味、健全なのかもしれない。

商店街にはたくさんの面白いお店がある。昔から商いを続ける八百屋さん、オシャレな珈琲屋さん、昭和の香りを残す居酒屋さん、シニア層を支える総菜屋さん、使い方自在のシェアオフィスに、一風変わったところでは建築設計事務所さんや家具職人さんと染織家さんが営むカフェ。どのお店を覗いても、個性的なのでわくわくする。

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布マスクを購入したのはゲストハウス。そこにはカフェが出張してきたり、美味しいお酒が飲めるバーが開かれたり、イベントも行われる。宿泊施設にとどまらず、さまざまな人の交流の場になっている。古民家なのでじいちゃんのところに遊びに来た感覚を覚えてほっこりする。

ゲストハウスでトイレを借りて手を洗おうとした時だった。洗面ボウルがあまりにもステキで目を奪われた。同じ商店街にお店を構える陶芸家さんが特注でこしらえたものだった。

それを見た時に、自分たちだけでその場に立っているのではなく、みんなで支え合って、助け合って、今のある場所に立っていることが伝わってきた。入念に手を洗いながら、ひとりジーンとしてしまった。

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助け合いといえば、自粛期間中に珈琲屋さんと食堂さんがコラボレーションをしていた。普段とは異なる客層がそれぞれのお店を行き来しているようで、大変な時期だけども、そんな時期だからこそお互いに助け合えたのかなとも思った。

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今まで知らなかったお店の魅力に気付き、つながりが生まれ、それがずっと続いていけばいいなと。蒔かれた種は少ないかもしれないけども、しっかりと根付いて実ることを願っている。

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いずれ人が行き来する日常が戻ってくるはずだ。見知らぬ人同士が会釈したり挨拶をかわす瞬間が訪れるだろう。井戸端会議がそこらじゅうで開催されることだろう。まちが活気であふれる日を心待ちにしている。

おもいのままに。続けます。今日も呼吸ができた。ありがとう!


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