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練馬鳥長さんでプロの仕事を目にして身が引き締まった

美味しいだけじゃない魅力があるコトについて

昨晩、予約が取れないと言われている練馬鳥長さんにお邪魔してきました。ボク、ライターですが、食レポはできないので味の感想を、うまく書くコトはできません。

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ただ、書かなくてもいいほど、コトバにできない美味しさがあって、ライター仲間と二人で唸るしかありませんした。とにかく、どれもが絶品でした。

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次々と運ばれてくる、その様はフレンチやイタリアンのフルコースを食べているようで、店主のこちらの食べるスピードに合わせた焼き方も素晴らしかった。

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ボク、レバーも生卵も苦手なんですが、どちらも癖も雑味ないからペロリ。レバーがあんなに美味しいとは……ビックリ仰天でした。生卵も鮮度がいいからか、あの独特のぬるっとした感じがなくて、口触りが最高でした。

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店主の挨拶からはじまるコースは、前菜から締めのフルーツトマトまで、どれもが満足度の高いモノでした。じいちゃんは精肉店をしていたのでボクは鳥には少しだけうるさいのですが、下処理をした新鮮なモノを食べていたので、その頃の味を思い出してちょっと涙したのは内緒です。

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とにかく鮮度のいいモノを、素材の味を殺さずに提供する。それが鳥長さんのこだわりだそうで、店主の仕事ぶりがカウンター越しに見られるのですが、本当に火の加減を最適にすべく気を配っているところが見られて、「嗚呼、細部へのこだわりが旨味をひきたてるんだなあ」って思いました。

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そのことを店主に伝えると、「ボクがすごいのではなくて、鳥長の大将のやり方がすごくて、それをボクはただただ再現しているに過ぎなくて、大将のこだわりがすごいのです」と謙虚に応えられました。

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「ありがとうございます。火入れには気を付けていますから」とか自己顕示するのではなく、あくまでも謙虚に、大将のやり方を踏襲しているだけ、という控えめなコトバに胸を打たれました。

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ボクだったら「どうや!」ってどや顔をしそうなもんですからね。褒められるの好きですから。多くは語らないけども、問うたことには的確に、しかもそこに自己を感じさせない店主。その人柄に惹かれて来店している人も多いのではないのかなと想像しました。

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細部へのこだわり、謙虚な姿勢。それはどの仕事にも当てはまるはずで、ボクも身が引き締まる思いがしました。それなりの値段がするお店は、ただ美味いだけではなく、料理以外の何かを感じさせてくれるのだなと思いました。

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次回の予約を入れられたので、再訪するのが今から楽しみだし、また何かを得られると思うと一石二鳥で、とってもお得だなと。なんて素敵な時間だったのだろう。予約を取ってくれた友人には感謝のコトバしかありませんよ。

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おもいのままに。続けます。今日も呼吸ができた。ありがとう!


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