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「インドには行ける者と行けない者がいる」三島由紀夫・横尾忠則から始めてみよう。

前回、『「インドに行くと人生観が変わる」から生まれる問い10選』を書いた。

その後、調べて見るも「インドに行くと人生観が変わる」という噂の出所はわからない。出所だけでなく、この噂に関して書いてみたいことは多々ある。実際の体験談やその再現性のお話、その噂から見える日本とインドの関係性などなど。

同時に起源を知りたいという気持ちもある。

インド在住の話をすると居酒屋でインドにはあまり興味のなさそうなオジサンにまで「インドに行くと人生観が変わるって本当か?」とちょっとまじで聞かれる。そこまで有名になったのはどんなプロセスがあったのかに興味があるのだ。

でも、今のところ全然手がかり無し。。。

タリクさんからの素敵なパス

タリクさんと

府中インドの会で出会ったインドのベンガル出身のタリクさん。東京外大のベンガル語の先生だ。日本語がお世辞抜きに僕より丁寧で上手。

そのタリクさんから

「インドに行ける者と行けない者がいる。」という言葉は三島由紀夫ではないでしょうか?

と、三島由紀夫が書いた「インド通信」を見せてくれた。三島は1967年にインド政府に招聘されている。おお、まずはその辺りから探ってみることにしよう!タリクさん、ありがとうございます。

三島由紀夫から横尾忠則へ

wikiより

まずはネットでわかる範囲から。

どうやら「インドには行ける者と行けない者がいる。」「いつ行けるかはインドに呼ばれるか。」「それはカルマが決める。」これらは、三島由紀夫が画家でグラフィックデザイナーの横尾忠則へ語った言葉らしい。

マガジンハウスのPOPEYE(ポパイ)で画家でグラフィックデザイナーの
横尾忠則さんの記事があった。

横尾さんは、それまで親交のあった三島由紀夫さんから彼が自決を決行する3日前に、

「君そろそろインドに行っていいんじゃね?」

といったニュアンスの電話をもらったとのこと。
それまでは、

「インドには行くべきときがあって、それはインドが決める、君は今じゃない」

というようなことを言われていたそうです。

横尾さんはその電話をもらったすぐ後に、1ヶ月インドを旅し、その後も計7回渡印したそう。

起源がハッキリしてる!

ということでまずはこれら言葉
「インドには行ける者と行けない者がいる。」
「インドに呼ばれる。」

辺りから調べてみようっと。どうやら出所がハッキリしている。

これらの言葉もインドを表すのに何とキャッチーか!
気鋭の小説家・デザイナーであるお二人の鋭敏な感覚から紡ぎ出されたってのも関係あるのかもしれない。

案外するっと「インドに行くと人生観が変わる。」もこの二人だったりして。



お知らせ

非営利型株式会社Saniwaでは、人生観が変わる冒険をカジュアルに、というキャッチコピーを掲げ誰にでもインドを経験できるようなサービスを広げていってます。

いくつかお知らせです。

12月10日(日)府中インドの会 チャイ&トーク「府中×インド×人生観」

まさに今回のnoteの内容のテーマを他のインド体験者や日本語が堪能なインドの方と共に語り合ってみます。その報告もこのnoteでもしていこかと思います。

2024年2月10日~16日 インド呼吸ヨガリトリート

僕も同行します。今のところ10名の参加者ですが、もう少し残席ありますー。

新しいサービス開発中

人生観が変わる?ワークショップなどもありつつ、自分の軸でインドを体験する。そんなサービスを開発中でモニターさんがインドから帰ってきたタイミングです。

こちらも近々ローンチする予定です。

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