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凹んでなんていられない ~余命1ヶ月としたらワーク残り24日~

前回の記事で、「余命1ヶ月になったら」というもしもワークを始めたことを書いた。あれから一週間。

昨日、再度余命宣告を受けた(としている)病院に行き、経過を見てもらうというイメージをしに行った。併設されているカフェで、その空気感の中で一週間を振り返ってみた。

密度が濃い

病院併設のカフェにて

まず感じたのは前回から一週間とは思えない濃さだったこと。あれもこれもこの一週間の中だったのかと驚いた。イメージとは言え、1ヶ月したらこの世にはいなくなるとしてで生きている。となると、一つ一つの出来事がもう二度と無い、まさに一期一会だと少なくとも以前よりは思って過すことになる。

・毎回の食事。
・家族でお風呂に入ること。
・誰かと会うこと。

1日2食にしているので30日間で60回の食事に。あぁこれで残りは48回の食事なんだなとか。一緒にお風呂には入れるのも後24回かとか。この人と会うのはこれで最後かも知れないなとか。

一つ一つの出来事に対するこちらの意識がちょっと違うっぽい。ここが違うからか、世界が前よりちょっとキラキラしているように感じる。お日さまが、町が、花が、その辺の石ころまでが前よりちょっとキラキラしている。


変わったこと


具体的にやらなくなったこととやるようになったことがあるから簡単にまとめてみる。


やらなくなったこと


スマホを触る時間が圧倒的に減ったし、触り方も大分変わった。アプリで言うとFacebookやインスタなどSNSとyoutubeなどの動画サイトを使うのが減った。

またFacebookは投稿も頻繁にしていたが、この一週間は一度もアップしていない。

他の人と会うこと自体は減った。どちらかといえば知人や友人も多い方で、これまで会食も多かった。ただ何となく会うようなことはここのところしていない。そのためのアポもしなくなった。

やるようになったこと


圧倒的に読書の時間が増えた。一週間で2冊読み終え同時にもう2冊進めている。今まで積ん読だったものやそれこそ死生観をより深めるための書物なども買いあさってどんどん読んでいる。

スマホアプリで言うとメモアプリを使うことが増えた。思いついたことなどをどんどんメモる。後はタイマー。何かするときに時間を意識してちゃっちゃとやるために。

お仕事への取り組み方も変わった。後回しにせずに進めるようになった。自分でボール持っていてもしょうがない。自分の分はどんどん進めてしまう。

家族の時間も気持ち的にもゆっくり取ることが増えた。

自分の身体が望むようなトレーニングなども時間を確保するようになった。

自分一人、ノートに思いを綴ることや呼吸に意識を向けるなど瞑想的な時間も取っている。

ネガティブなことへの対応


別に余命1ヶ月だと思って生きてみたところで急に、気が滅入ること・ちょっと辛いなと思うことなどは起こる。そら、全ては変わりゆくのだから、当然と言えば当然だ。

ただ、そういった所謂ネガティブだと感じる出来事に対する自分の態度は変化があった。何というか、凹んでなんていられないのだ。だって余命がどんどん減っていくのだから。凹んでいる時間なんてもったいなさ過ぎる。

反省すべきは反省し学ぶことは学んだら、さっさと次に行くしかない。特に対人関係での悩みは、人は変えられないという鉄則に則るのみ。自分の行動は変えられるのだから、そこにフォーカスするしかない。

これはとってもシンプル。

逆に言えば


今まで凹んでいる時間が長かったことは、他者が自分の良いように変わってくれたら、変わらないでくれたら、と依存していたのだろう。いや、情け無いが事実だ。

更に言えば、「悲しい」でも「イライラする」でも「自己嫌悪」でも感情自体は15分くらいしかもたないはず。それが長続きするならネガティブな感情にが長続きするための餌をあげてた、しかないわけだ。

例えば
・表情を硬くして
・呼吸を浅く短くして
・姿勢を悪くして
・頭の中で何度も何度も反芻して
・何ならそれを口として垂れ流し
・不必要なSNSや動画を見て
・不必要なものを食べて

って内側でいや~な感情が長続きするための努力をしていたとしか考えられない。

それらを修正すようなライフハックも大事かも知れない。でもそれよりも大事なことは、「暇にならない」ってことかと思った。

だって、僕自身ヨガやコーチングなどは多少はかじってきて方法は人一倍知ってた。でも、知っててもできてない代表みたいなやつだった。酷い有り様だった。それが今回こうやった余命宣告を受けたと少しリアルにイメージしたら、切り替わり方が全然違う。

そら、残り一ヶ月しかなかったらダラダラ凹んでる時間なんていっちゃんもったいない。凹むなら、大いに凹みきりたい。それが済んだらすぐに別のことに浸りきりたい。

振り返り凹みそうになるが


それにしても、これまでの44年間を振り返った時、どれだけダラダラと凹み落ち込み悩み続けてきたか。。。それを思いっきり、突きつけられた。

そこに凹みそうだ。

ただ、そんな時間こそ無駄だ。2秒、凹みきろう!

その上で、後はこれも考えようだ。今気づけて良かった。

ちなみにバナーの写真は病院からの帰りに出会ったもの。タイムリー過ぎてハッとさせられた。

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