芝生の庭を横切って
玄関のポーチに腰掛けた
ジーンズのすそのほつれを気にしながら
世界が
ひだまりの色に染まる時
在ることが
あなたの髪の色と
とても似ていて
僕は ちいさくため息をつく
きっとそこに在るのに
探し物がなんなのか僕は知らない
あなたは 笑うだろうか
若い僕の 憂鬱の理由
恵まれているのよ
悩みがあるなんて、と
あなたは いうだろう
世界に無関心な
あなたの事だから
揺れる芝生の緑を
ここも ひだまりの色の世界に変えてしまう
若い僕だから
寂しいのは もう ごめんなんだ
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