ユチョン 君のための空席
最近多くの韓国ドラマを観ながら その多くに感動し感銘を受けていますが なんだが空席がある気がする。
STILL LIFE(BIGBANG)のMVの椅子のように・・
たくさんの役者さんが素晴らしい演技をし それを演技と呼ぶには滑稽な位 その世界観を構築している姿にただただ心を奪われている。
でもそこには充足しない 忘れてしまったであろう静かなる躍動感
そうパク・ユチョンの不在だ
彼が残してきた功績はそんなに多くない でもそれは数ではなく記憶のほうが勝る。以前も話したが記憶としてユチョンは私達の心に大きな何かを残したのだ
では何かとはなんだろう? 彼の記憶はイ・ジョンソクやナム・ジュヒョクはたまたコン・ユなどでは埋められないのか
答えは既に分かっているとは思いますが
「埋められない」
逆を返していえば
誰もその人の代わりになんてなれない
ヒョンビンの代わりをソン・ジュンギが担うことが出来ないように
ユチョンの代わりを誰かが担うことなんて出来やしないのだ
それを存在感というには安直すぎるだろうか 輝きといったら子供ぽいだろうか
彼の歴史 道程を私達は愛しているのだろう
それが平坦な道ではないと知っているから
尚その道を歩いてきた彼を愛おしく思うのだろう
そう私達とユチョンの間にある絆 不条理や不信頼 道徳さえ飛ばした社会で見た現実 それを私達は共に見てきた その絆は手綱になった
切れない手綱 湾曲した世界に唯一頼れるもの
大きな何かを「道」というとなんとも馬鹿馬鹿しいものだろうか
いやそれ以外にうまい言葉が見つからない
道は先に続く まだ見ぬ世界へと
道は過去であり未来だ 私達はユチョンにこれからを望んでいる
それを彼も私達も「希望」という
STATIONの一節だ
この歌詞の深い意味は私には分からない
ただこの情景が目に浮かぶ
ユチョンの姿も
私はこの歌詞を書く彼の心象とそれを演じている役者としての彼を想う
もの哀しいのか 淋しいのか 懐かしいのか
どんな表情で立っているのかと夢想する
そんな彼を愛おしく想う
私は続きが見たい
私は情景の一場面の先が見たい
それがSAD ENDINGだとしても
HAPPY ENDINGだとしても
ユチョンのこれからを見届けたい
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