目的と手段

加納先生の手段を目的にするのはダメという記事(https://note.com/dr_kano/n/n53fae3938739?fbclid=IwAR0lbbBP2kBHLnnwGj_e6zDjVKiYYto7gR5KGEtSU_Q9O1-C-o_1sgOIozs)に触発されまして,自分の考えをよく表し,かつ,よく学生に言うことをメモしておきたいと思います.学生以外にも成立することだと思います.

1.目的の達成度を測定する方法を持つべき

  目的があっても,それを達成できているかどうかを測定するすべがなければ,手段の良し悪しも,結果の良し悪しも測定できません.ええ,まさに話になりません.しあわせになるという目的もいいですし,それはオレの気持ちで測定するんだってのももちろんOKです.ただ,他人と目的を共有するのなら,目的の達成度合いを客観的に測定する方法を持つことを強く推奨します.1年あたりの売り上げでもいいし,なんでもいいですけど,数字と単位が必要です.俗に言うKPIってやつですかね.

2.目的に応じた手段を選ぶべき

 目的を客観的に測定できるようになったとして.次はその数字を望ましい値にしたいと思うわけです.で,そのために有効な手段を選ぶ必要があります.どうやって選べばいいんですかね?最適な方法を選ぶ方法は私にも分かりません.でも,目的と手段をセットにして考えることはとっても重要です.両者の対応が取れていないが故に,目的がいつまでも達成されないというのはよく見る光景です.そんな実験や計算には意味がないんだよ,みたいなことになったとしたら,目的と手段の対応が悪い証拠です.

3.本当の,本当の,本当の目的はなんなのか,突き詰めて考えるべき

  加納先生の記事には,目的は階層構造になっているとあります.私も同意します.で,最上位の目的を達成することが,重要なんですよね.全く同意します.で,で,で,最上位の目的ってなんなんですかね?自分の胸によく聞いて,自分自身で決めてね.1とは逆で,測定できんくてもいいし,他人と共有できなくてもいいから.人に決めさせちゃ,絶対ダメ.他人は自分の人生の責任,絶対取ってくれないからね.自分の人生,自分が楽しまんと!

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