マガジンのカバー画像

3
思いついたイメージや言葉を紡げています。
運営しているクリエイター

記事一覧

詩「愛と、i、その合間の曖昧さに真実の」

詩「愛と、i、その合間の曖昧さに真実の」

人間の言う愛とは何だろう。

神の言うの愛が崇高であればあるこそ、その愛は掴む事も見る事も出来ない。
だからこそ人間は信じなくてはいけないのだ。
これが神の愛であると、信じなくてはいけないのだ。

掴む事も見る事も出来ない神としての愛。
それは人間から見れば実の無い言わば虚(ウツロ)である。
それを人は「i」と名付け、それを掴んだ気になっている。

それでも人間は真実としての愛を渇望する。
それは

もっとみる
詩「こいびと」

詩「こいびと」

二人並んだ私たち。
私たちは前を向いていない。

私は、あなたが前を向かないように、あなたに並んで「私を見て」と言う。
あなたは、私が前を向かないから、私の横で「あなたを見ている」と言う。

手が二つであるように。
目が二つであるように。
私たちはお互いを見ている。

私たちは同じものを見ていると安堵する。
私たちは横並びである事に安堵する。

私たちは前に向ける事を忘れている。
それは暗くて孤独

もっとみる

詩「綺麗な世の中」

今回は湧いてきた言葉があったので詩にしました。
いつもはイラストですが、今日はインスピレーションを言葉で表現…ですかね。

※※※※※

あぁ、なんて綺麗な世の中なんだろう。
まるで上澄のような、一片の塵も許さないような、綺麗な世の中だ。

重さの全てが散り散りになりながら消えていくように。
バラバラになったそれが粉々になって消えていくように。
世の中は段々と綺麗になっていく。

お前らは負け組な

もっとみる