鳥取砂丘にホテルを作ろうとしてる数学教師の話 〜出会いと起業と〜
誰もが知っている日本一のすなば「鳥取砂丘」。
そこで過ごす特別な一夜をみなさまにご提供する「サンドホテルプロジェクト」の実現に向けてボクは動き出しました。
前回は教師になるまでのお話でしたが、今日はそんなボクの転機についてお話したいと思います。
出会いと起業の誓い
「数学教育を活かすぞ!」と意気込んで中学校の先生となったものの、同僚には「君の言ってることは理想論に過ぎないよ」と言われるなど、思っていたのとは違う日々。でも、結婚や子供ができるなどの変化もあって「違う日々」から抜け出すこともせず、もんもんと教師を続けていました。
そんな中、教師10年目のときに、鳥取にある鳥取城北高校の大山先生と出会いました。
大山先生は教員でありながらあちこちを飛びまわわって色々な企業の方と繋がり、生徒を社会と繋げ、自身も講演者として様々なイベントで登壇したりと、見ているこっちが『ワクワク』する生き方をされていました。
ちょうどstartup weekendという3日間で起業体験が積めるイベントに大山先生と生徒が参加するのをFacebookで知り、ボクはすぐにイベント参加の申し込みしました。
そこで一回り以上も歳下の立野くんという人と同じチームになり、強烈な体験をしました。
「圧倒的に知っていることが違う。」
学校という限られた世界を行きていたボクと違い、彼は社会に出て、揉まれ、そしていろいろな経験をしていました。彼と話し、起業の体験を一緒に経験していく中で、社会で生きていくこと、新しいビジネスを考えること、世の中に新しい価値を提供するということがこんなにも大変なことなのかということを身をもって感じました。
ただ、ボクはそこで挫折をしたわけではなく、逆に『ワクワク』してしまいました。
必ず起業すると心に誓いました。
公立の教員では起業できないので、自分のやりたい教育と起業できる環境を求めて、鳥取城北高校の門を叩きました。ボクのやりたい教育は、数学教育を通して、問題を解決できる人を育てたい、そしてこの頃には、起業家教育を通して生徒と社会の距離を縮め、その人がやりたい人生を歩めるようにサポートする教育がしたいと思っていました。
鳥取城北高校では、そういう教育に携わる事ができ、さらに起業家教育を通して生徒を育てるためにも、まず自分が社会に飛び込んで経験を積む必要があると考えていました。
そうしてボクは鳥取城北高校に転職し、第二の人生『再びワクワクの渦中へ』をスタートさせました。
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