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アスリート、コーチ、そしてスポーツサイエンティストのために、世界の最先端の実践的スポー…

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アスリート、コーチ、そしてスポーツサイエンティストのために、世界の最先端の実践的スポーツサイエンスに関する、世界中から選りすぐったスポーツパフォーマンス分析機器をご提供するとともに、測定機器の活用法を発信します!http://sandcplanning.com/solution/

最近の記事

Velocity Based Trainingベーシックセミナー動画販売開始のお知らせ

この度、Velocity Based Training ベーシックセミナーの販売を開始いたしました。 本セミナーではVBTについて基礎理論をご紹介いたします! Velocity Based Training:VBT とは何か? VBTの背景や元となった研究、トレーニングの実践例まで順を追って説明いたします。 これからVBTを行いたいと思っている方、基礎的な理解をさらに深めたい方に必見のセミナーです! ※本セミナーはVBTの理論をご紹介いたします。実技等はございませんので

    • 【バレーボール競技のトレーニング負荷を定量化しパフォーマンスの最大化を図る】セミナー開催のお知らせ

      この度、【バレーボール競技のトレーニング負荷を定量化しパフォーマンスの最大化を図る】セミナーを開催することとなりました。 本セミナーではバレーボール競技で難しかった練習中のトレーニン負荷を定量化することで、ポジション別、選手別の跳能力を評価し、簡便に、正確なトレーニング計画を行う方法を「Vert Coach」「Vert Team System」を元にご説明いたします。 セミナー最後には「Vert」から得られるデータを簡便に分析、追跡できるONE TAP SPORTSの機能

      • コンタクトスポーツにおいて、コンタクト時の「勢い」を決めるスプリントモメンタム(Sprint Momentum)とは?

        齋藤 朋弥・長谷川 裕  多くのフィールドスポーツではジャンプやスプリント、方向転換など特徴的な動作が多く行われます。  そのなかで、フルコンタクトが認められているラグビーやアメリカンフットボールやラクロスでは、前進したり相手の前進を阻むために激しい身体と身体のぶつかり合いが生じます。  また、リミテッドコンタクトスポーツとされるサッカーやバスケットボールにおいても、ボールの奪い合いにおいて瞬間的な身体のぶつかり合いが生じます。  こうした場面で攻守の選手ともに相手に対する

        • ハムストリング筋力の基準値によるハムストリングの肉離れ予防

          ハムストリングの肉離れの一要因としてのハムストリング筋力 サッカーでは競技人口の増加に伴い下肢のケガが増加しています。捻挫やハムストリング損傷、鼠径部の外傷や障害などです。特にハムストリングの肉離れは非接触型の外傷として様々な年代やカテゴリ―で起こっています。このハムストリングの肉離れは体重、年齢、性別、筋力、疲労、左右差など様々な要因に起因し、いまだ直接的な原因が判明していないのが現状ですが、ティミンズら(2015)は、 ハムストリングのエクセントリック筋力が低いとエリート

        Velocity Based Trainingベーシックセミナー動画販売開始のお知らせ

        • 【バレーボール競技のトレーニング負荷を定量化しパフォーマンスの最大化を図る】セミナー開催のお知らせ

        • コンタクトスポーツにおいて、コンタクト時の「勢い」を決めるスプリントモメンタム(Sprint Momentum)とは?

        • ハムストリング筋力の基準値によるハムストリングの肉離れ予防

          スポーツ科学の視点から考えるハムストリング肉離れの予防

          これからオフシーズンになる様々なスポーツ競技では、シーズン中に蓄積された疲労に加え、寒さも相まってアップ不足や無理な力発揮により肉離れが起こる可能性が高まります。中でもサッカーとラグビーで発生する全外傷の約15%を占めるとされるハムストリングの肉離れは、選手個人とクラブにとって大きな損失をもたらすため、その予防は極めて重要です。ハムストリングの肉離れは、スプリントの遊脚後期から立脚初期、ボールキック時等の高レベルのエクセントリック筋活動時に主として大腿二頭筋に発生します。発生

          スポーツ科学の視点から考えるハムストリング肉離れの予防

          まだ反応なしのアジリティーテストですか?

          NBAにおけるドラフトテスト  バスケットボールの聖地 NBAでは,、毎年6月に開催するNBAドラフトというスカウティング事業を行っています。このドラフトではアマチュア選手をテスティングし、選手との契約交渉を行うものです。ここでは、選手のパフォーマンス、筋力、下肢のパワー、反応プロアジリティテスト、スプリント、身体組成などが測定されます。身長は2mを超える選手が多く、垂直飛びに至っては90㎝を超えるとてつもないフィジカルを持った選手が発掘されます。結果はインターネットにも公開

          まだ反応なしのアジリティーテストですか?

          ウエイトトレーニング中の挙上速度・筋力・パワーの三要素について

          今回は、ウエイトトレーニング中の挙上速度・筋力・パワーの三要素についてご説明致します。 現場でデータを取得する際によく見られる事象として、「ピーク速度は2レップ目より3レップ目が高かったのにピークパワーは2レップ目の方が3レップ目より高い」といったことが起こります。 この原因は、パワーや速度のそれぞれの項目の波形が異なり、いずれも違うタイミングでピーク値が出現することにあります。  添付の画像は、ある選手が実際に行ったスクワット(20㎏程の軽い負荷)におけるコンセントリ

          ウエイトトレーニング中の挙上速度・筋力・パワーの三要素について

          高齢者の下肢筋力測定にGymAwareを活用する

          アスリートのウェイトトレーニングにおいて、GymAwareやPUSHといった機器を用いて挙上速度を測定することは、今日広く普及していますが、 こうした機器は、アスリートだけではなく、高齢者のトレーニングや測定においても有効に活用されています。 今回は、高齢者の下肢筋力の測定評価として、椅子からの立ち上がり速度を GymAwareを用いて測定された事例研究(※)をご紹介します。 岩手県久慈(くじ)市では平成26年度から高齢者に対して歩行機能の保持・増進を目的とした運動プログラ

          高齢者の下肢筋力測定にGymAwareを活用する

          ウエイトトレーニングにおける総仕事量とは?

          今回はウェイトトレーニングにおける『総仕事量』についてお伝えいたします。 ウエイトトレーニングに限らず、トレーニング量を定量化することは、 過労を防ぎつつ最適なトレーニング負荷を計画する上で極めて重要です。 従来、ウエイトトレーニングにおける総仕事量の定量化には総挙上重量(重量×Rep×Set)が多く用いられてきました。例えば70 kgで10 Reps×4 Sets行った場合の総挙上重量は、2800kgになります。しかし、研究が進み、技術が進歩することで、トレーニング動作中

          ウエイトトレーニングにおける総仕事量とは?

          VBTにおけるVelocity Zoneと%1RMの関係

          〇本日はVelocity Based Training:VBTにおけるVelocity Zoneと%1RMの関係に関する投稿です。  下記のグラフはS&Cスタッフ 齋藤と西山のベンチプレス1RM測定の結果です。20kgシャフトからスタートし、5kg刻みで徐々に負荷を増やしながら、もうそれ以上挙上出来なくなるまで行い、全レップGymAwareを用いて挙上速度を計測しました。常に最大速度が出るように挙上し、その際の1RM に対する%1RM毎の平均速度をプロットしました。 横軸

          VBTにおけるVelocity Zoneと%1RMの関係

          GymAwareを用いた研究論文のご紹介 【リアルタイムフィードバックの重要性】

          【リアルタイムフィードバックの文献紹介】 今回の投稿は、トレーニングにおけるスピードのリアルタイムフィードバックに関する研究をご紹介致します。 NSCA:The Journal of Strength & Conditioning Research: February 14, 2018掲載 【タイトル】 The Effect of Augmented Feedback Type and Frequency on Velocity-Based Training-Induced

          GymAwareを用いた研究論文のご紹介 【リアルタイムフィードバックの重要性】

          「競技レベル別に見たラグビーで必要とされる身体的特徴と筋力・パワー」

          コンタクトスポーツの代表格とも言えるラグビーの試合結果に大きく影響する激しいタックルや素早いスプリント能力。これらのパフォーマンスが不足していれば相手に倒され前に進めず、爆発的な加速力がなければ相手選手につかまってしまいます。繰り返し一歩でも大きく前進し、相手選手の前進を食い止めるには、最大筋力やパワーを高めることが不可欠です。 今回は、こうしたラグビー選手にとってどのような身体的特徴や筋力やパワーが必要とされるかを、4つの競技レベル別に(P:プロフェッショナル、SP:セミ

          「競技レベル別に見たラグビーで必要とされる身体的特徴と筋力・パワー」

          スポーツ科学によるVBTの効果についての新たな証明

          VBTは、より少ないトレーニング量でより大きなトレーニング効果が得られる VBT vs PBTの比較トレーニング研究の結果が公表されました ウェイトトレーニングにおけるリフティングスピードをリアルタイムでフィードバックし、目標スピードから外れたらそれ以上の反復を停止して、次のセットから負荷質量を調節するというVelocity Based Training(VBT)と、あらかじめ決められた1RMに対するパーセンテージの負荷質量で、規定のレップ数とセット数を続けるPercen

          スポーツ科学によるVBTの効果についての新たな証明

          バレーボール中のパフォーマンスをモニタリングする

          スポーツ科学をバレーボール現場に 今回はバレーボールにおけるパフォーマンスのモニタリングについてお伝えいたします。 近年のスポーツ界ではテクノロジーの進歩により、練習中、試合中のパフォーマンスのモニタリングがより簡便に選手の負担なく行えるようになってきています。例えば、ランニングではハートレートモニターやGPS内蔵腕時計により、どのくらいの速度で走っているかリアルタイムで知ることができ、サッカーやラグビーでもGPSデバイスの使用により、加速度や走行距離などの指標を算出し、

          バレーボール中のパフォーマンスをモニタリングする

          ”全力”ダッシュや全員一律のタイム設定から個人別の相対的負荷設定へ

          インターバル走トレーニングを科学的に行う これまでのサッカーやラグビーやバスケットボールやハンドボール等々のフィールドスポーツにおける典型的なインターバル走トレーニングは、全員に対して”全力で”走れというだけだったり、全員一律の同じ距離を同じタイムで走らせるというものでした。 もともと足の速い選手や遅い選手がいるにもかかわらず、こうした理不尽なことが長い間繰り返されてきました。 しかしこれは、ウェイトトレーニングで考えるとあり得ない話です。全員に対して最大挙上質量(と思

          ”全力”ダッシュや全員一律のタイム設定から個人別の相対的負荷設定へ

          これなら導入可能!ロープライス光電管の新登場!

          スポーツ科学を現場に生かすためには、現場で使えるテクノロジーが必要です。 例えばスプリントスピードを向上させるためには、スプリントスピードを正確に測る必要があり、トレーニングで発揮しているスピードをモニタリングすることが不可欠です。そのためには、ストップウォッチではなく、光電管があると非常に効率よく、確実にスピードアップのための測定とトレーニングを進めていくことができます。 現場で使えるスポーツ専用の光電管としては、イタリアMicrogate社のWittyが有名で、世界中

          これなら導入可能!ロープライス光電管の新登場!