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カオスだった温泉

1泊の温泉旅行にやってきた、私と息子、娘、私の母。

旅館にチェックインして、私と母はお茶を飲んで一息ついて、息子と娘は興奮しながら部屋の中を歩き回って探検中。
時間はまだ15時半。

温泉に入る息子のリアクションが予測できないので、周りに迷惑をかけないためにも混む時間帯を避けたかったので、早速温泉に行くことにしました。

泊まった旅館には露天風呂と大浴場があり、露天風呂は本館から離れた竹林の中にポツンと、大浴場は本館の最上階にありました。
せっかく温泉に来たので露天風呂に行ってみることにしました。

露天風呂までは、割と高さのある岩の階段が続いていました。小さな子どもや足腰の悪い方にはちょっと辛そう。
私と母は岩の階段を見つめながら、    「大浴場の方に行こう」          と無言で意見一致。大浴場の方へ行くことにしました。

息子は母と手を繋いで、ご機嫌で歩いていました。これからお風呂に行くよと何度も息子に伝え、大浴場は幸いにも他のお客さんも2~3人程で少なかったのもあり、息子は脱衣場で騒ぐこともなく、家でのお風呂の時のように服を脱がせ、いざ大浴場へ!

母が息子と手を繋いで、私が娘を抱っこし中へ入りました。
浴室へ入って早々、息子は母と手を繋いで歩いていましたが、つるんと滑って床に尻もちをついて転んでしまいました。危機一髪、後頭部は無事でしたが、血の気が引くレベルの転び方。危なかった。。
息子は転んだことにビックリし少しぐずぐずしましたが、体や髪を洗う時も騒ぐことはありませんでした。

息子も娘も、初めての大浴場に興味津々でキョロキョロ周りを見ていて、目を離したらどこかに歩いて行ってしまう。また転んでも危ない、私と母は気が気じゃない。

子ども達を隣に座らせ、私も母も自分達の体や髪は、兎に角急いでパパっと洗って早く済ませました。息子と娘が側にいることを確認するため、髪を洗って流す時も目を開けながら流すという。
何て慌ただしいお風呂なんだ。

そしていざ、湯船に!
湯船に浸かっている他のお客さんは1人だけでした。
大きなお風呂はやはり怖かったのか、娘も息子も湯に入るなりぐずぐずし始め、抱っこしてもグズグズ。大声を出したりはなかったけれど、泣き出しそうだったので、すぐに出ました。

洗った気がしない。
お風呂に入った気がしない。
あぁ、せっかくの温泉なのに。
残念…。

いやしかし、good jobだよ、息子よ!
初体験やイレギュラーな事が苦手な息子が、見知らぬ人が入ってるお風呂に騒ぐことなく挑戦できて、素晴らしいよ、息子!       

ただ、
せっかくの温泉なのに、露天風呂にも行けず、ゆっくり湯船に浸かることもできず、洗った気がしないようなスピードでささっと洗い、ゆっくり温泉を楽しんでほしかったのに、母には申し訳ない…。


お風呂も無事終わり、お部屋へ戻りました。 ちなみに、息子も娘も、家でいつも着ているパジャマを持参し着せました。旅館に、息子のサイズの子ども用の浴衣があったので試しに着てみようと浴衣を息子に見せたところ、「いやー」と全力で拒否されたので止めました。普段は宇宙語全開ですが、嫌なことは「いやー」と素晴らしい声量で全力で拒否する息子。

夕飯までまだ少し時間があったので、売店を見に行き、館内を少し歩きました。息子は、興味津々で楽しそうに歩いていました。     2才前半頃までの息子だったら、大浴場もきっと大泣きして、まず無理だっただろうなと。 成長したな、息子よ!母ちゃんは嬉しいよ!

そして次は、お楽しみの夕飯!部屋食なので、準備のために見知らぬ旅館の人がお部屋に入ってくるけれど、息子のリアクションはいかに!?(チェックインは、感染予防対策で、ロビーでの説明で、係の方がお部屋の中に入って説明したりはありませんでした)


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