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家族でディズニーランドに行って気がついたこと

妻と娘二人、家族全員でディズニーランドへ行きました。
3年ぶりです。

高校2年生と中学2年生の娘二人はとても仲良しです。中2の娘が「家族全員でディズニーランドへ行きたい」と言ってくれました。
いつまでも父親と遊んでくれるとは限りません。こんな機会を大切にして、これからも家族との楽しい時間をつくっていきたいと思います。

3年前のディズニーランド、娘二人は中学生と小学生でした。どのアトラクションに乗るかは私と妻の二人が決めていました。パンフレットを拡げて、開業時から通っていたディズニーランドの経験値を踏まえて。
でも、私が社会人になってから建てられたプーさんのアトラクションがあるゾーン(園の右奥のゾーン)は苦手です。そのエリアは私が子どものころにはゴーカートやロープウェイがありました。それが今では全く異なる世界が広がっています。苦手ながらも小さな子ども向けのアトラクションが多いので、パンフレットを見ながら様々なアトラクションを初体験しました。

では今回のディズニーランドはどうやってアトラクションを選んだか。

私と妻は娘二人の指示に従うのみでした。
娘がスマホでアトラクションの混雑状況を調べて、「こっちのアトラクションは待ち時間が50分だから、別のアトラクションに先に乗ろう」などすべてをナビゲーションしてくれました。
娘二人は年に2回くらい友だち同士でディズニーランドに遊びにきます。
ディズニー歴40年の私たち夫婦に比べるとまだまだ経験は浅いです。それでも、スマホを使い、新しい経験を活かし、いろんなことに興味を示します。娘二人の若い力でディズニーランドを大満喫しました。
ディズニー歴40年の経験よりも若い力が上回りました。

これは企業活動にも通じるところがあると思います。企業におけるヒエラルキーはどうしても年配者、経験者が上にいます。そして上役の人が自分の経験を通じて、若手社員にアドバイスという名の強制的な方向修正をします。それでうまくいくこともあるでしょう。若手社員の視野が狭く猪突猛進してしまうところを修正することもあるでしょう。

でも時代は変わりました。上役が今まで経験したことはネットで調べれば出てきます。情報が会社のシステムに入っていれば検索できます。上役の経験という名の価値は限りなく低くなっています。
経験という武器の価値が低下しているということを上役はどこまで気がついているでしょうか?経験を武器に若手社員を攻撃する上役に対してどんな評価をされているのか気がついているでしょうか?

もちろん経験は必要です。無いよりもあったほうが良いのは明らかです。
しかし、
経験がもっとも高い価値であるという時代は終わりました。

ITを使い、データを駆使し、世の中の流行をとらえ、若い感性で積極的に挑戦していく。そちらの方がよほど大きな価値を生み出します。この価値を最大化するために、組織においては何をしなければならないか?

それは若手の積極的な活用です。
しかもやらせるのではなく、権限を委譲し責任を与え、若手が主体的に動く環境をつくることです。上役は自分がリードするのではなく、そのような場を提供することに注力しなければなりません。

家族で楽しんだディズニーランドで、今の日本社会におけるもっとも大きな問題点に気づかされました。
娘二人には感謝の気持ちしかありません。またこれからも家族で行きましょうね。

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