見出し画像

東京都知事選挙の結果を見て(2024.07.07)

2024年7月7日に投開票された東京都知事選挙の上位4名の結果は以下のとおりです。

東京都知事選挙結果

小池百合子 2,918,015票 当選
石丸 伸二 1,658,363票
蓮   舫 1,283,262票
田母神俊雄    267,699票


現職の小池都知事が圧勝し3選を果たしました。
前広島県安芸高田市長の石丸伸二さんは支持政党を持たずに戦い、立憲民主党と共産党が支持する蓮舫さんよりも票を集め2位になりました。
自民党の政治資金問題により流れは立憲民主党に傾いていましたが、知名度抜群の蓮舫さんでも3位と完敗でした。


選挙前からいろいろありました

・同じ政党から複数の候補者が出馬する
・選挙ポスターを寄付してくれた人が自由に出してよい
・NHKの政見放送がカオス

公職選挙法に反していなければよい。
言論の自由を制限してはいけない。
様々な意見が飛び交いました。
これも現代の政治についての大きな問題点のひとつだと思います。
しっかりと考え直さなければならないでしょう。


選挙結果を見るともっと大変だなと思います

しかし、選挙結果を見ると、選挙前のあれこれが吹き飛ぶくらい閉塞感が漂う時代になったなと思います。

結果は予想通りと言ってよいのでしょうか。
現職の小池都知事が圧勝しました。
そして2位には所属政党なしの石丸伸二さんが入りました。
しかし1位と2位の票の差は倍近くあります。

東京都は無党派層が最も多い選挙区でしょう。
NHKの出口調査でも、支持政党は自民党が25%、立憲民主党が10%、無党派層は48%です。
それでも小池都知事と石丸伸二さんの票数は125万票強も差があります。

これだけ政治不信が世の中に広がっても、
無党派層が多い東京でも、
若者の数が多い東京でも、
現職と無党派では125万人の票差があります。

選挙結果で大変だと思うことの羅列

・無党派層が既存政党に勝つことはできない
・既得権益者の岩盤はかなり厚い
・現職者が何をやったかではなくただただ現職者が強い
・権力に国民はなびく
・権力に抵抗するよりも権力にすがったほうがラク
・選挙に行ってもムダと思う
・若者の選挙離れがより進んでいく

まとめ

今回の選挙結果を見て、若者はどう思ったでしょうか。
「やっぱりこの国は既得権益者が支配していて、自分がいくら頑張っても何も変わらないんだな」
そう思った若者がたくさんいたんじゃないかと思います。

何かあったらお金をばらまいて、
普段は聞こえのいいキャッチフレーズだけ言って、
自分たちのためよりも既得権益者のために動いている。

そんな候補者に「No」を突き付けようとしましたが、まったくかないませんでした。僅差ならもう少し頑張ろうと思うでしょうが、ここまで圧倒的な差をつけられるとどうしようもありません。
既存政党も、新しい風を政治に入れるよりも、自分たちだけのムラでああだこうだとやってる感じを出していたほうが、自分たちの社会を守れると思ったのではないでしょうか。
新しいことをやるよりも、今の人たちを囲むだけで自分の立場が守れる。そう気がついたと思います。

今回の都知事選の結果がさらなる政治離れにつながらないか。
とても心配です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?