![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/115599637/rectangle_large_type_2_408ee5224508abe4f5fc2ad5b53e3f1c.png?width=1200)
自分に優しくできたある日の話。
昼下がり、やっと立ち上がれた私は窓を開けました。
ここ数日とんでもない痛みとだるさで調子が悪く
午前中は寝たきりの状態が続いていたから。
そのせいか、
机にはコンビニの袋と枕元にはペットボトルが転がっていた。
その光景を見るだけで頭痛が悪化しそうに思う。
やってることと思ってることにギャップしかない。
理想と現実はこんなにも違うのだろうか・・・
そんなことばかりが頭に浮かんでは消える。
日に日に自分が駄目になっているように感じてしまった。
生ぬるい風とともに車の音が聞こえる。
それでも通勤ピーク時に比べると少し車の量が少なくて
気持ち静かな気がした。
この街は夜と朝が元気なところだからか、
昼間の静けさが妙に落ち着いたのです。
だからかもしれないし、
もしくはこの生活から脱却したいと心底では思っていたからか
静かにゴミ袋を片手にしていた。
一つ、また一つとゴミ袋に何かをいれるたび
余白の生まれてくる部屋の景色に心が落ち着いた。
その流れで洗濯をして、
溜まっていた洗い物を終えてお湯を沸かした。
ベットリとした汚れがとれるたび
心にこびりついていたおもりを少し軽くなった。
外に出るとランチ営業を終えた店が増えだした。
でも、いいんだ。
今日はスパイスカレーを久しぶりに作りたいと思ったから。
炒めたり煮込んだり、
その日の気分で調合したスパイスで作るカレー。
分量量ってないから2度同じ味はできない。
美味しくできたらいいな~と思う。
いろんなものをごちゃまぜにしたって、
いろんな扱いをしたって
美味しくできたらそれでいい気がする。
私が良いと思うからそれでいいんだよね。
2度同じ日は過ごせないけれど、
楽しいと思える日をすごしたらいいよ。って
今日の自分に言われた気がする。
自分に丁寧にするのも悪くない。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?