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冬休みコミュニティアウトリーチプログラム~ここまでの反省文

ファブラボCSTでは、一般的に12月17日の建国記念日以降1月末までと言われている教育機関の冬休み期間中、主に以下の活動を行いました。「~ました」と過去形で書いたのは、この冬休みに突入する以前に考えていたプログラムは1月第2週でほぼすべてを終えたからです。

  • CST学内教職員及び家族向け縫製ワークショップ(12月19日~24日)46人

  • 小中高生向けMESHワークショップ(12月26日~29日)24人

  • 小中高生向けmicro:bitワークショップ(1月3日~6日)6人

  • 小中高生向け3Dモデリングワークショップ(1月9~10日)6人

  • 小中高生向けレーザー加工ワークショップ(1月11~12日)5人

もちろんこれ以降も新たなプログラムを行う可能性はあります。でも、1週間単位で全精力を注ぐような活動はとても連発できないですし、それ以外にもやらねばならないことはたくさんあります。

そこで、やや早いですが、ここまでのプログラムの個人的振り返りをまとめておきたいと思います。私のプロジェクト以外にも、ブータンの冬休みを利用して何か子ども向けのプログラムを開催したいと考えられる国際協力関係者はいらっしゃるかもしれないので、参考になればと思います。

micro:bitワークショップの参加者一同

1.中途半端な要員確保で冬休みを迎えてしまった

私たちのプロジェクトの成果4には、「(ファブラボCSTが)個人/市民および学校が自身のニーズに取り組み、スキルを高め、社会・経済的問題対処のためにカスタマイズされた製品を開発するためのオープンイノベーションのプラットフォームを提供」するとうたわれており、そのうちの活動の1つとして、「教職員と学生が科学技術の実演・実験のために学校を招待する、アウトリーチプログラムを開発」するとあります。

ここからわかることは、①目標はリピーター小中高生を増やすこと、②場所はファブラボCST、③教職員と学生が実施、④科学技術の実演・実験、といった要素を踏まえる必要があるということです。

①と②については、当然ながらすぐにでもそれを踏まえた企画とすることは可能でした。実際、冒頭挙げたプログラムへの参加者のうち、複数のプログラムに参加してくれた小中高生は6人にのぼり、同じ内容を異なる対象者に提供したプログラムでも、「面白かったのでまた来ていいか」と言って実際に来た子が4人います。リピーターは確実にゲットできたと思います。

難しかったのは③以降です。先ず、③については、教職員のうち、「教員」に関しては大学が冬休みに入った途端にさっさと休暇に入られてしまったので、教員をつかまえてこの取組みに参加してもらうよう仕向けられませんでした。無理やり「付き合ってほしい」と求めても、「私は忙しい」と一蹴されるのがオチです。

確かにその「忙しい」というのには一理あるので、冬休みにはリラックスしたいという気持ちはわからぬでもありません。(それでも「ちょっとぐらい協力してくれてもいいのに…」という愚痴の1つも言いたくはなります。)どのタイミングで彼らを捉まえておけばよかったのかと考えると、11月に大学が期末試験期間に入る以前には計画立案をしている必要があったのではないかというのが私の見解です。

一方、教員と違い、「職員」は年間有給休暇の取得可能日数が10日と聞いていたので、構内は閑散としてはいましたが、冬休み中も大学構内にいたことはいました。ただ、結局彼らも教員の指示で動くので、仮にラボ専属技師のような職員を巻き込むとしたら、それなりの指示を事前に教員に出してもらっておく必要があったと思います。

次に学生ですが、冬休みの期間中もさまざまな事情により大学構内に残っている学生はいました。4年生であれば「OJT」、1~3年生であれば「インターン」と呼称します。何人かはファブラボCSTでの実習希望でした。この冬の反省から言うと、冬期OJTやインターンの募集は、9月ぐらいからはじめている必要がありました。何人かの学生に訊いてみましたが、希望実習先にアプローチを開始し、内定を取り付けたのも9月中という子もいました。

ファブラボCSTでも11月に入って慌ててOJT/インターン募集をはじめ、それでも7人の学生が集まりました。ただ、準備時間が足りなかった。11月のその時点で学生は期末試験期間に入っていたので、冬休みに入ってからの実習期間の序盤は、彼らをティーチングアシスタントとして戦力化するための研修に追われました。早めにOJT/インターンの募集をはじめていれば、期末試験に入る前に彼らに機械操作をひと通り体験してもらい、最低限の戦力化はできたかもしれません。

OJT/インターン学生へのAdobe Illustrator研修(12月14日)
OJT/インターン学生へのミシン操作研修(12月15日)

それでも、④の「科学技術の実演・実験」になると皆目見当がつかない。ブータンの小中高生に受ける科学技術の実演や実験とは何なのか、外国人の私には当然わかりません。そこをOJT/インターン諸君には補って自律的に計画立案するか、私の行う計画立案を助けて欲しかったのですが、それは高望みであることがすぐわかりました。なにしろ、彼ら自身が小中高生時代に理科の実験を体験していないのですから、「自分で考えろ」と言われても考えられないのです。

そうなると自分で考えねばと追い詰められます。しかも、その考えたものをOJT/インターン諸君に事前にある程度周知しておく必要もある。《事前周知⇒コミュニティ向けプログラム本番》の繰り返し。縫製ワークショップと子ども向けMESHワークショップあたりまではそれでなんとか回せていました。でも、次のmicro:bitワークショップの準備段階になると、このモデルが破綻しはじめます。年始休みにも関わらず日本から請け負った作業も加わり、私自身が時間に追われて余裕を無くします。学生諸君への事前研修も十分手配できなくなる。そうなると、プログラムは自分1人で夜なべ仕事で準備し、本番当日も1人でリードし、同席するOJT諸君はオロオロ―――。

そしてこの悪循環のひずみは、自分の体調悪化という形で表面化しました。

1月第2週は、「3Dプリンターでスマホスタンドを作ろう」とか、「自分で描いた絵をスキャンして、レーザー加工機でキータグを作ろう」とか、目的を1つに定めた軽めのワークショップを計画していました。半日だけの単発企画で、負担は重くはない。しかも学生諸君はふだんFusion 360でCADをやっているので、子ども向けのTinkercadなど、一度見れば、簡単に人にも教えられるはず―――こうした気のゆるみもあったので、体調は週明け初日に見事に悪化。吐き気、発熱、関節痛、頭痛ときて、悪寒、下痢と続き、2日目は大事を取って自宅療養することになりました。

この日は、初日を見学していた学生諸君に任せました。そして彼らは見事にそれを乗り切りました。次の「レーザー加工機でキータグ」は、準備らしい準備不要で、前振りだけやって、あとは参加した児童とインターンD君の対応に委ねました。

3Dモデリングやレーザー加工は、学生諸君に相当助けてもらった

2.1月第2週になると、競合プログラムが登場

こうして、12月の建国記念日から1月第2週までの間、コミュニティ向けアウトリーチプログラムの実施では、ファブラボCSTは相当頑張りました。しかし、この週になると地域の人々にとっては「お馴染み」とも思われる、プンツォリン・ユースセンターの「冬期ユースエンゲージメント・プログラム(WYEP)」が突如立ち上がります。

本来が夏休みや冬休みの間四六時中子どもの相手をしているわけにはいかない共稼ぎ世帯の子息の受け皿として期待されていたはずのユースセンターですから、私もその動向は当然気にしていたし、ユースセンターとコンタクトも取って、協力するところはして、競合は避けたいと考えていました。

しかし、肝腎のユースセンターのコーディネーターに12月初旬に連絡を入れて、直接会って日程調整しようと試みたところ、「研修中で不在」と一蹴されました。しかも、その研修が3週間も続くのだとか。

そう、12月いっぱいは、建国記念式典だとか、成績評価だとか、はたまた教職員向けの能力開発研修だとか、とにかくイベントが目白押しなのです。教育機関は建国記念日が終わると冬休みですが、教員は研修に駆り出される人もいますし、研修主催する側も、子どもたちにサービスを提供する側の関係者に向けた情報普及型の研修に12月を充てようとするようです。

仕方なく、私たちはファブラボCSTのプログラムの企画立案を勝手に進め、順次Facebookページでイベント情報をどんどん上げて、参加者募集を開始しました。早々に1月第2週までのプログラムのラインナップを固めたのです。

ところが、1月第1週後半、ちょうど私たちがmicro:bitワークショップを主催していた時期、突然ユースセンターのコーディネーターからSMSが入り、「WYEPで3Dモデリングワークショップをやりたいが、予定空いていないか?」と訊かれました。「来週後半」だそうです。その要請内容は私たちが1月第2週前半で予定していた「スマホスタンド作り」とかぶるし、開催時期は「キータグ作り」とかぶってしまう。

「え~、それだったらうちも第2週にファブラボでのプログラムなど企画せず、WYEPに寄せたのに~。」

結局、WYEPへの対応は、その週前半にTinkercadを経験して、病欠の私の穴も埋めてくれたOJT諸君に委ねることにしました。WYEPは、参加者募集が1月第1週後半にはじまったのに、その週末には枠が埋まりました。ユースボランティアに訊いたところでは、そもそもWYEPの企画立案は開始予定日の3日前だったそうです。「ブータンあるある」です。しかも、3Dモデリングワークショップの会場は1月12、13両日とも7人を確保し、週前半にうちで開いたワークショップよりも多くの子どもが来ました。

ユースセンターのプログラムとは、連携した方がはるかに効果的効率的なのです。ファブラボCSTはFacebookページと独自のウェブサイト以外の遡求径路を持ちませんが、ユースセンターのWYEPは、毎年恒例で、ショートノーティスでも子どもが集まります。

プンツォリンユースセンターでの3Dモデリング研修の様子

3.ファブラボは、プンツォリン市民にはまだ遠い

また、ファブラボCSTのある王立ブータン大学科学技術単科大学(CST)は、プンツォリン市街から3㎞ほど離れた丘の上にあり、市民にとってはやはりアクセスしづらいようです。これは、子ども向けワークショップの申込み状況を見ていて気付いたのですが、大学関係者の子息や親戚がチラホラいます。大学構内に住んでいるから来やすいという利点がある。逆に言えば、市街からは来づらい、敷居が高いということです。

3Dプリントなんて、プリンターがUP mini ES1台しかないユースセンターより、私が個人的に持ち込んだSnapmakerも含めFDMプリンターだけで5台を擁するファブラボCSTの方がはるかに効率的です。しかし、ユースセンターのコーディネーターに言わせると、「子どもたちをCSTまで行かせる交通費が市当局から出ない」と難色を示されます。

12月31日に市長はじめプンツォリン市役所の幹部職員の方々がファブラボCSTを見学されましたが、その際にイベント開催時の交通手段の件、市長に陳情しておけばよかった…。もっと前広に準備をやっていれば、この交通費をJICAプロジェクトで負担して、3DモデリングワークショップはファブラボCSTを会場にして開催できたのかもしれません。あるいはCSTのマイクロバスを使わせてもらってもよかったかも…。


3.1月のCSTは、「陸の孤島」だった

これは私自身の私生活にも影響があったお話です。私はふだん、CSTの学内に2つある「カンティーン」で昼食や夕食を済ませていました。また、ブータンでは研修やワークショップ、セミナーなどを行う場合、ミネラルウォーターやパックジュース、お茶やスナック(モモやサモサなど)を参加者にふるまうことが慣例となっていますが、CSTでは、そのケーターリングは、これらのカンティーンに注文することが多いようです。

ワークショップのティーブレイク。みんなでモモをつまむ

ところが、そのうち1つは12月に入ったとたん冬期休業。そちらは私自身あまり利用していなかったし、ファブラボからも少し距離があったので影響はさほど感じませんでした。ところが、残るもう1つのカンティーンが12月末で店を閉め、1月いっぱい休業に入ると直前になって聞かされました。これには困りました。1月第1週、第2週のプログラムにティーブレイクを設けても、ご近所で代替できるケーターリングサービスがありません。

こうなると、ワークショップ参加者用に、ミネラルウォーターやパックジュース、ちょっとしたお菓子などをどこかで事前に調達しておく必要があります。対応が後手に回っていた中で、とてもそんなことまで目配せしている余裕はありません。

少なくとも1月第2週以降の小中高生向けプログラムの企画立案と実施は、近所のユースセンターとコラボするよう周到に準備していった方がいい、もう1つの理由がこれです。ユースセンターはこういうスナック類の手配には慣れています。CSTまでのシャトルバスのチャーター代とは違い、スナック代の予算は市当局からとって来やすいそうだし、街の篤志家がパックジュースを寄付してくれたりもするそうです。

(野菜などの買出しをするのにも足がなくて、もっぱらカンティーンでの食事で済ませていたズボラな私にとって、カンティーンが閉店する1月は、自分の食事でも難儀する、つらい1ヵ月となっています。)


4.スケールアップするには道具が足りない

ワークショップには適正規模があります。縫製ワークショップはミシン1台で回すなら3時間で4人が限度だし、MESHやmicro:bitは1セットあたり2~3人が適正人数でしょう。3Dプリントは時間がかかるので、スマホスタンドを作らせるぐらいの小物製作であっても、3時間4人程度で行うべきでしょう。

ミシンや3Dプリンターはともかく、MESHブロックとmicro:bitがそれぞれ2台、5台しかありません。また、実験・実演用のLEDライトやサーボモーター、ジャンパーワイヤー、ブレッドボード等は、2グループ分、土壌水分センサーに至っては1セットしか用意していなかったので、自ずと開催規模に制約が課せられました。

MESHの方は直感的な操作性があって初心者でもすぐに使いこなせるようになるため、ワークショップは参加者1人当たりのべ1日で済む内容にすることができました。これを2日総入れ替え制で行い、4日間で24人を受け入れることができました。ただ、欲を言えばMESHブロックも実験・実演用の小道具類も、もう1セットあった方が効率的な運営ができたでしょう。

MESHワークショップ

一方、micro:bitワークショップの方は、対象をクラス7以上(日本の中学1年)に絞って募集しました。この年齢層の子どもたちは、聞けば冬休み中の朝の起床が「8時過ぎ」だったりするそうなので、朝からワークショップに来させるというのは難しく、午後半日としました。そうすると、同じ対象者に4日間にわたって参加してもらう形を取らざるを得ません。これだけ長期のコミットメントとなると、どうしても応募者は少ない。

micro:bitの場合、デバイス自体は5台あり、台数には余裕があります。しかし、仮に1台につき3人を配置するとしたら、LEDやサーボモーターなどが5グループ分用意できない。ラップトップもない。デバイス自体は5台あっても、バッテリーモジュールや書き込み用ミニUSBケーブルが5台分ない。

実施体制が十分整っていなかったのに、無謀にも「定員15」で募集してしまいました。6人の応募にとどまったので、結局2グループのみで運営できました。適正規模だったと思います。でも、万が一15人来ていた場合、どんな事態に陥ったか、想像するだけでもゾッとします。

micro:bitワークショップ初日は、3グループにして操作研修

5.集客には工夫が必要

そう考えると、冒頭挙げた多くのプログラムは、それなりの集客はできていたのではないかと思うのですが、「3Dモデリング」と「レーザー加工」は、もう少し集客できなかったのかなと反省するところもあります。

「3Dモデリング」は、同じ内容を2日開催するものでしたが、初日にだけ希望者が12人も殺到し、「定員5」としていたために、先着順で6人目以降を翌日に振り替えられないかと応募者に打診しました。すると、欠席が続出して結局1人しか来ないという結果に陥りました。

「レーザー加工」もまた、同じ内容を2日間開催するというものです。これは、大勢来ても対処可能で、両日とも「定員10」と見込んでいたのですが、プンツォリン市内の子どもたちはユースセンターのWYEPの方に流れたこともあり、初日に来てくれた2人は、チュカ県内の相当遠方の小さな町からわざわざ来てくれた姉妹でした。この2人にとっては相当楽しかったようで、2日目も同じ内容だったのに、また来てくれました。2日目にもう1人来た市内の中学生も、「明日友達を連れてきてもいいか」と訊いたぐらいで、それなりに面白かったのでしょう。

この姉妹は2回来てくれた
手描きのスケッチ描画を、レーザー加工した。友達の分もいっぱい作った

そう考えると、もう少し人を集めたかったなという思いに駆られます。特段集客努力を払わずにやってみた結果がこれなので、やっぱり努力と工夫がもっと必要ということなのでしょう。例えば、「3Dモデリング」と「レーザー加工」を組み合わせるとか、学校生活や日常生活で必要となる文房具や雑貨類をリサーチして、その必需品製作にターゲットを絞り込んだワークショップとかでしょうか。そして、今回の各種プログラムで得た参加者に、個別で遡求する方法も取っていくべきでしょう。


6.我々には来年の冬休みはない~今後への提言

個人的にもかなりの無理をしていろいろやってきた1月第2週まででしたが、無理をした理由は、来年の冬休みが私にはないからです。

JICAの技術協力プロジェクトは今年12月17日で終了するので、次の冬休みにプロジェクトとして活動を行うチャンスはもはやありません。成果指標(自発的なリピーターを10人以上確保する)の達成にある程度めどをつけるには、この冬休みに種をまいておく必要があったのです。

一方、ファブラボCSTとしては今後も続きます。長い冬休みを平気で取得する教員のコミットメントは正直期待薄ですが、プランナーの配置はどうあっても必要だと思います。

ファブラボCSTにはテンジン君というラボ専属技師がいて、彼は教員ではないので基本的に冬休みも常駐しています。ただ、彼はコミュニティへのアウトリーチはラボ専属技師の権限の範囲外だと主張します。私もその主張には一理あると思っています。彼をアウトリーチ活動の企画立案や運営に動員すると、他にファブラボCSTで行われている活動に支障もきたすからです。

教職員からの指示や依頼でラボ専属技師は動きます。私がプログラムを主催していた間、テンジン君はずっと、他のラボの看板や車両のナンバープレート、アクリル製キータグなどを作っていました。それらはすべて、大学関係者から指示/依頼されたものです。

実際の運営は早めにOJTやインターンの候補生に機械やデバイス操作に習熟してもらい、冬休み入りと同時にプログラム開始できればある程度はいけるでしょう。この「早めに」をちゃんとできるプランナーの確保は、CSTのマネジメントに進言する必要があると痛切に感じました。

  • 短期間の準備でも確実に広い範囲に訴求できるチャンネルを確保すること。そのためにはオリエンテーションで来てくれた小中高生や先生方の連絡先をしっかりキープしておき、企画立案後すぐに案内する。

  • 実施期間は、1週間単位でプログラム内容を考えていくものについては建国記念日以降、1月第1週までの3週間。それ以降は、ケーターリングの心配をしないですむ、半日程度で実施できる単発ものをアドホックで実施。

  • 全部を盛り込まず、少し物足りなさを残したところで終わらせ、次もまた来てもらえるようにつなげる。

  • 3DプリントやPi-Topコーディングについては、ユースセンターのWYEPとのコラボを早めにセンターに打診して、彼らがWYEPの企画立案を開始した段階で、ちゃんと対応できるようにしておく。会場はユースセンター。ただし、3D CADだけはファブラボCST会場で行うのも検討可。

  • 可能ならば、CSTのマイクロバスを利用した送迎サービスもあるとよい(どうせ大学は冬休み中マイクロバスを稼働させていない)

外国人の私が企画立案すると、ブータン人なら当たり前だと思っている「お茶・スナック付き」「参加証明書/受講修了証明書発行」「イベントバナー」「オープニングでの偉い人の講話」などの手配がおざなりになります。ブータン人がプラニングをやったら、このあたりのロジはもっとしっかりやってくれるでしょう。

ただ、こう書いてみて、それでもやはり難しいだろうなぁ。書いていてちょっと暗い気持ちになりました。来年の冬休みはどのようにアウトリーチ活動が行われているのでしょうか。とても気になります。

今日も最後までお読み下さり、ありがとうございました。

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