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#1 SanBonLine設立エピソード〜Who we are?〜


2019年12月の何気ないLINE電話。それが創業のきっかけとなりました。

私の電話相手は大学時代の後輩である西角(SanBonLine共同創業者)。
  
彼が中小企業診断士の資格を取得したと聞いてから約2年ぶりの会話でした。この時は私はコンサルティング会社への転職に向けて準備中で、
経営戦略の本を読み漁りつつ、中小企業診断士の資格取得を考えていました。

「どう?診断士の資格、活かせてる?」

「いえ、それがなかなか厳しいんです」 

「診断士の資格って合格率がかなり低いよね。合格さえできれば、それなりに儲かるんでしょ?」

「それが実は、逆にお金を払ってコンサルティングしているぐらいなんですよ」

「それはおかしいでしょ?クライアントを探すのってそんなに難しいの?」

「そうなんです。実務でもクライアントの満足度は高いんですが、コンサルティングの依頼を取ることが難しくて…」

「クライアントをどうやって見つけるかが問題なんだね。確かに働きながら営業したり、HPやSNSでPRしたりってかなり大変そうだね」

「はい。私も営業やSNS発信は苦手な方でして、独立してもクライアントを獲得するのはかなり苦労すると思います」

電話を切った後、どうすれば診断士が抱える問題を解決できるかを考えていました。 
同時に私自身がコンサルタントを目指すか、それとも中小企業診断士がもっと活躍できる場を作るかで悩みました。


翌日、私は1つの答えと起業の決意を胸に再び電話をかけました。



「問題の本質はクライアントと診断士の『出会いの場』がないことだと思う。だからこそ、出会い系アプリみたいに気軽にマッチングできるサービスを作るべきじゃない? 」

「……考えたこともありませんでした。それ面白そうですね!想像したら鳥肌立ってきました」

「よし。じゃあ、あとはやるだけや!一緒にやろう!」

私たちの挑戦はここから始まりました。
毎晩遅くまで、市場の調査を行い、ビジネスモデルについて議論し続けました。
  
当初私たちは、ビザスクのようなスポットコンサルティングを提供するビジネスモデルを考えていました。ただ、スポットコンサルティングとは知識の共有であり、知識だけが診断士の魅力ではない。


クライアントに寄り添い、深く関わりながら、企業の成長を支援することこそが、診断士の価値が最大となるビジネスモデルではないか。

これが『俺の参謀オンライン』というサービスのベースになり、2020年6月にSanBonLineを設立するに至りました。

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【番外エピソード】
前澤友作さん(元ZOZOTOWN 創生者)が発案した『【求む】十人の起業家!!』という企画をご存じでしょうか?
10人の起業家に10億円を融資するという内容で、例え審査に落ちても前澤友作さんからフィードバックが貰えるというユニークな企画です。
応募条件は、企画書と審査料10万円を振り込むだけ。
  
SanBonLineは設立前で、サービスもまだアイディア段階でしたが
「これは面白い、燃える。前澤さんからフィードバックが貰えるでけでも価値がある」と参加費用10万円を支払いチャレンジしました。

結果は、1次は見事通過(通過率約10%)。自分たちのアイディアは間違っていなかったんだ、と自信に繋がりました。
その後の二次審査では、ビジネスのスケール感の指摘があり不合格となりました。確かに中小企業診断士しか登録できないので、最大でも3万人弱ですからね(笑)。

〜リンク〜
■サービス紹介ページ
https://sanbonline.com/lppartner
■SanBonLineホームページ
https://sanbonline.jp/


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