【世界でもっとも習得が難しい、「悪魔の言語」と呼ばれている日本語を習う】
「春鹿(奈良の今西清兵衛商店の日本酒)は、いつ、入って来ますか?」
マレーシア人のお客様から、日本語で尋ねられて。
「5月20日(はつか)頃に入荷予定です」
と日本語で答えました。
このお客様は中国語と英語とベトナム語を話し、今、日本語を勉強中。
自分で20%ぐらいの習得率だと言います。
上のやり取りを聞いていたベトナム人スタッフTuさんが。
「今の、分かった?いつ、入荷する?」
と、彼に確認をしている。
最初、Tuさんが何を言っているのか良く分かりませんでした。
「『はつか』、は何日?」
ああ、そういうことか。
続けて「はたちは何歳?」と質問している。
そして、「ひとつ、ふたつ、みっつ、よっつ、いつつ、むっつ、ななつ→しちではないね、やっつ→はちつではないね、ここのつ、とお。はい、言って」
と、教えているTuさん。
「はい、それでは二十日(にじゅうにち)のことは何と言う?」
「はた…はつ…??…」
「はつかっ!!」
なんだか、ほほえましいですね。
ちなみにこの人たちは「つ」をちゃんと「Tsu」と発音できますが。
この発音も、日本人以外の外国人には難しい。
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